【連載】クールアンサンブル ~人事×財務×経理が奏でる!煌めく音達♪~ 第十回「TOARU&Z地方の動向」
2023.08.03 掲載
2024.04.01 更新

【連載】クールアンサンブル ~人事×財務×経理が奏でる!煌めく音達♪~ 第十回「TOARU&Z地方の動向」

経理
人事 , 経理 , 財務 , 連載

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~これまでのあらすじ~
TOARU株式会社で働く、人事部主任の館林、財務部課長の内藤、経理部部長の関口といった三人らが主人公。彼ら・彼女は、テレワーク期間中、社内のチャットシステム上での交流がきっかけとなり、意気投合する仲になった。三人が集う場所は、遊休資産が眠る“視聴覚室”だ。
 その中で、主人公の一人である財務部課長 内藤アヤカと、シニア層の男性部下ミズノと経理部長 関口の部下であるA課長といったメンバーらは、Z地方にある自社所有資産である倉庫に息吹を取り戻すため、プロジェクトを展開しようとしていた。
 Z地方の市章である“錨”をテーマに進めようとしていたが、何度かZ地方を訪れた中で、“白い家”にて、地元の人々が、謎の物質“ダイヤモンドダスト”の発掘に精を出している姿に刺激を受ける。
 これが契機となったのか、メンバーの一人である、A課長が突然の退職。なんと、この“白い家”で、Z地方の方と共に“ダイヤモンドダスト”の発掘を進める日々を送っているのだ。
 こうした一方で、TOARU株式会社では、高額で機能性の低い人事考課システムを導入しようとしていた。誰でもが想像できるような、公正ではない取引だ。主人公らは、もちろん、黙っていない。
 財務部の内藤アヤカは、何らかの計画があるのか、財務部から人事部への異動を企てている。経理部長の関口ミツルは、人事考課システムの導入目的を会議の場で上層部に対し、問いただすが、それが影響したのか“庶務部備品管理室”への異動を命じられた。
 さて、今後の展開はどうなるのか?関口は異動を前向きに捉え、元部下にあたるA課長とも接点を持ちながら、Z地方にある倉庫のテコ入れに取り掛かろうとしているが、Z地方で活動を続けるA元課長は、“ダイヤモンドダスト”のために、TOARU株式会社を利用しようとしている・・・

この記事の目次

  • ヘリコプターのプロペラが刻むビートはどんな音色か?
  • 断捨離か?お宝発掘か?視聴覚室で蠢く三人。
  • ミズノの行動がTOARUを進展させる?

ヘリコプターのプロペラが刻むビートはどんな音色か?

 青く澄んだ上空の中で響く、ヘリコプターのビート音は清々しい。ヘリの外扉には、錨のロゴマークが力強く貼られている。どうやら、このヘリはZ地方が所有しているようだ。後部座席には、A元課長の姿がある。そして、操縦しているのは、“白い家”の長老だ。
「あれです。築20年以上が経過していそうな、長方形の建物の前に白い輪がありますよね?あれがTOARUで言うところの花壇です」。
 A元課長は、指先を下に向けながら、長老に伝える。操縦中はもちろん、下の景色をじっくりと見ている余裕などないが、何となくTOARUの雰囲気を上空から感じる長老だった。A元課長の言葉に反応を示す。そして、彼女に問うのだった。
「ねらい目は、あのTOARUさんの建物など、資産関係ですか?それとも、優秀な人材ですかね?ダイヤモンドダストのために必要なものとは、何ですか?」
 長老の質問は、かなりシビアな内容だ。以前、TOARUの経理部課長として、上司の関口とは、良好な関係とは言えずとも、職務を全うしてきたA元課長だ。その“古巣”に潜む何かをダイヤモンドダストのために利用するのか?A元課長の思惑は、一体何なのか?彼女は少し間を置くと、ゆっくりと話しだす。
「長老。違いますよ。TOARUの資産や人材といったものなど、狙っていません。私が利用したいのは・・・」
 A元課長が、最後のセリフに入ろうとした、その時だった。強い気流がヘリコプターを包んだ。プロペラのビート音も急に高くなる。急に不安顔になる、A元課長。でも、長老はA元課長の様子を察知し、すぐに操縦桿をしっかりと安定させた。そして、彼女に言葉を掛ける。
「心配しないでください。大丈夫です。私に任せてください」。
 長老の優しい笑顔と共に添える言葉に、A元課長は冷静さを取り戻した。そして、核となる言葉を返す。
「私がTOARUを利用したいのは、あまくゆるい“組織”です。Z地方の姉妹都市ディールのためにも・・・」
 長老とA元課長は、共に目線を上に向けた。Z地方の姉妹都市ディールとは?壮大な計画が脈々と立てられているのか?TOARUのあまくゆるい組織をどのように利用しようとしているのか?
「何が大切なのか、解っていない組織、機能していない組織は狙い目です。“そしき”と聞いてふわふわと感じる人は危ういですよね」。
 A元課長のセリフと共にプロペラのビート音は、TOARUの上空から遠くの方へフェードアウトしていった。

断捨離か?お宝発掘か?視聴覚室で蠢く三人。

「ドラムセットは、何点かそろっているみたいだし。ギターやベースも・・・」
庶務部備品管理室長の関口は、昼休みを使うことなく、就業時間中に堂々と自身の職務の一環として、視聴覚室にある遊休資産の有効利用のため、実物の精査を行っている。そんな様子が感じられたのか、内藤課長と館林係長は、自身らの裁量で持って、視聴覚室に集まっていた。関口は、視聴覚室内にある、古い楽器や機材を手に取り、パソコンにデータ入力をしている。表情は活き活きしている。ジャケットを脱ぎ捨て、シャツの袖をめくって、ひたすら作業に打ち込んでいる様子だ。内藤はそんな彼を温かい目で、見ている。そして、尋ねるのだった。
「関口室長は、こうやって視聴覚室内の楽器や機材の棚卸をして、どんなことをしたいのですか?このTOARUで・・・」
関口はライドシンバルの表面を拭く手を止め、内藤の問いに応える。
「実は、決めていないのです。まずは、この視聴覚室をテコ入れして、次のステップで、Z地方にある例の倉庫を何とかしたいです。ダイヤモンドダストを増産するためのサテライトオフィスとか、ぼんやりと考えていますよ」。
関口のセリフは、ゆっくりとしたリズムと共に響いていた。そんな時、二人の様子を眺めていた館林がようやく口を開いた。
「関口室長が考えていることは、やがてTOARUのためになるのかもしれないけれど、それが上層部の意図と重なると良いですね・・・」
あまり元気がない館林。関口と内藤はそんな彼の様子に気づく。しかしながら、館林はもっと話したいようだ。次のセリフが響く。
「私は、部下らの意見を掬い上げて、何とか上層部が導入する人事システムにストップをかけられなかったのかと思って。他に方法があったのかと・・・」
そんな館林のセリフに渇を入れるのは、内藤の役目なのか?彼女が口を開く。
「いくら、館林係長が尽力しても、あれは仕方なかったかも。ウチの上層部は、その程度よ。それより、そのシステムをどうやって有効利用するか、考えるのが、館林係長の仕事では?」
視聴覚室に響く内藤の声は、どこか静かなバラードに聞こえた。珍しくおとなしい感じだ。そこで、館林が何かを思い出したように、内藤に尋ねる。
「内藤課長は、人事への異動願いを提出したのですか?」
関口は、再び作業の手を止める。興味のあるところだからだ。内藤が人事に異動して、やりたいこととは何か?彼らは、内藤の言葉に期待する。
「A元課長の再スカウト。彼女にカムバックしてもらう。“ダイヤモンドダスト”のことばかりではなく、彼女の行動力がTOARUを変える原動力になると思っているのよ」。
 内藤のセリフは本意なのか?でも、どことなく昔のカセットテープを巻き戻すような策がこのTOARUに相応しいと、皆が感じた瞬間だった。

ミズノの行動がTOARUを進展させる?

 関口、内藤、館林の三名がデスクに戻る。社内チャットを開くと、珍しい人からのメッセージが届いている。差出名は“MIZUNO”三名はそれぞれの場所で、このメッセージを開く。
“こんな初老の私で申し訳ないですが、ダイヤモンドダストの成分調査を進めながら、財務部員としてTOARUでの有効利用策を検討したいと思っています。それとも、既にどなたかが、当たっているのでしょうか?ご存じの方、いらしたらお知らせください”。
 なるほど・・・そうか。三名がそれぞれの場所で、ミズノからのメッセージを読みながら、苦笑している。声が漏れていたのか、人事部では、館林の部下の一人が彼のデスクに近づいた。
「館林係長、どうしたのですか?チャットをご覧になって、笑っている?私たちにも、そんな楽しいチャットを見せてくださいよ・・・」
 何となくザワザワし始めた人事部内。他の部員らも、館林係長のデスク周りを囲んだ。館林は尚も笑い続けている。そして、部下らに話すのだった。
「すみません・・・あなた方に話すには、あまりに恥ずかしい。本質的なところを、押さえることすっかり忘れていました」。
 “足を掬われる・・・”
こんな昔ながらの言葉を思い出しているのは、関口だ。肝心なところが見えていなかった。実は自身の左遷が堪えていた。“ダイヤモンドダスト”など、Z地方側でとっくに価値があるものだと、調べ上げていたのだと思い込んでいた。過去の部下である、A課長がTOARUを辞めて、掘削に取り組むくらいの・・・。実際に自身で、確かめたものではない。情けない。
 ミズノが所属する財務部。そして、上司である内藤は黙っていなかった。ミズノに声を掛ける。
「ミズノさん、ご提案ありがとうございます。成分を調べる業者は、我々で見つけましょう。決して、上層部には漏らさないように」。
 内藤の苦笑が本物の笑顔に変わった瞬間だった。

次回につづく・・・

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ライタープロフィール

田村 夕美子

経理環境改善コンサルタント・ビジネス系作家。(HP:https://giftwind.jp/)経理関連のセミナーや「日経ウーマン」「ダイヤモンドオンライン」など各種メディアへの執筆を中心に活動中。「できる経理の仕事のコツ」(日本実業出版社)など著書多数。 最新刊「税理士のためのコミュニケーション術」(第一法規)が好評発売中。インスタグラムにて『前向きビジネスパーソンに贈るYumiko録×夕美子録』配信中。https://www.instagram.com/yumiko.tamura.giftwind/

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