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【完全マニュアル】電話応対は会社の顔!対応、心構え、いざというときをおさえよう
2021.07.20 掲載
2022.07.28 更新

【完全マニュアル】電話応対は会社の顔!対応、心構え、いざというときをおさえよう

総務・庶務
アウトソーシング , 総務

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4月に新卒社員を迎えた会社も多いのではないでしょうか。新卒の社員がまず最初の仕事と言われるのは電話応対です。心構えや電話の受け方・かけ方のマニュアルを例文付きで紹介します。同時にクレーム電話への応対マニュアルをはじめとした、実用的な知っておきたい事項も確認しましょう。

新社会人としての一番最初の仕事が電話応対です。電話応対は、会社の印象を大きく左右します。
電話応対は慣れるまでは緊張してしまいがちですが、マニュアルを把握しておけば気持ちも落ち着きます。マニュアルを見ながら正しい表現を身につけていきましょう。

この記事の目次

  • 電話応対の基本と心構え
  • 【受電】電話の受け方と基本的な流れ、応対マニュアル
  • 困ったときの電話応対マニュアル
  • クレーム電話への応対マニュアル
  • 電話応対でよく使う「敬語」と「クッション言葉」
  • 【架電】電話のかけ方と基本的な流れ、応対マニュアル
  • 電話応対でやってはいけないこと
  • まとめ|実践を繰り返し会社の顔として、電話応対ができるように

電話応対の基本と心構え

まずは、電話応対の基本と心構えをご紹介します。どのような電話であっても意識したい点です。

会社を代表する気持ちで、元気よく明るい声で応対する

電話口の相手にとって電話を受けた社員は会社を代表する「顔」なので、ハキハキと明るく対応しましょう。相手に顔は見えませんが、電話口で笑顔と姿勢の良さを意識すると、声のトーンが明るくなるので効果的です。特に口角を上げると声が明るくなるので意識してみましょう。

手元に筆記用具とメモ用紙を用意しておく

用件や折返し先などをメモできるように、常に電話機の側に筆記用具とメモ用紙を置くことをおすすめします。加えて、職場の電話機を円滑に使えるように、基本の操作方法を把握しておきましょう。特に、保留やボリューム調整、転送機能は覚えておきましょう。

適切な敬語や敬称を使用する

ビジネスの場において、「もしもし」と電話に出ることはマナー違反です。代わりに、「はい。◯◯(企業名)でございます。」や「お電話ありがとうございます。」を使います。不適切な敬語や敬称を使ってしまうと、相手からの印象を悪くする可能性があります。顔が見えない分、電話口ではより注意を払って敬語や敬称を用いましょう。

【受電】電話の受け方と基本的な流れ、応対マニュアル

ここからは、電話の受け方と基本的な流れを解説します。具体的な応対マニュアルで練習し、少しでも電話応対の緊張を緩和できるようにしましょう。

1.2〜3コール以内に受話器を取る

3コール以内に電話に出ることは、一般的なビジネスマナーとされています。多くの企業が実践しているため、3コール以内に受話器を取らないと電話を切られてしまう可能性もあります。

「2コール以内に電話に出る」ことを意識し、「待たされている」と相手に感じさせないようにしましょう。

2コール以内に電話を取った場合は「お電話ありがとうございます。」という言葉で挨拶します。3コールで電話に出た時は「お待たせいたしました。」、4コールの時は「大変お待たせいたしました。」に変えましょう。

午前10時半より前であれば、「おはようございます。」と伝えても構いません。もし社名が長くて5秒を超える場合は、短縮する工夫が必要です。

2.会社名と部署名・氏名を名乗る

電話に出たら、相手が名乗る前に会社名と部署名・自身の名前を明るく伝えます。


「お電話ありがとうございます。株式会社◯◯の◯◯でございます。」
「おはようございます。株式会社◯◯の◯◯でございます。」
「(大変)お待たせいたしました。◯◯の◯◯でございます。」

3.相手の会社名や氏名・用件を復唱する

相手が名乗り次第、復唱してすぐにメモを取ります。聞き取れなかった場合は、「お電話が遠いようなので」というクッションを置きながら、もう一度相手に確認しましょう。


「いつもお世話になっております。株式会社◯◯の◯◯様でいらっしゃいますね」
「大変恐れ入ります。お電話が少し遠いようなので、もう一度、お名前をおっしゃっていただけますでしょうか。」

4.(a) 問い合わせの内容に答える

問い合わせがすぐに答えられる内容であれば、受付担当として答えましょう。社内もしくは上司に対して、または資料での確認などが必要な場合は、電話を取り次ぐ必要があります。

4.(b) 電話の取り次ぎ相手の名前を復唱する

電話の取り次ぎを頼まれた場合は、取り次ぐ相手の名前を復唱します。なお復唱する際は、同じ会社の社員に関しては呼び捨てにしましょう。

5.電話を取り次ぐ

電話を保留にして担当者に取り次ぎます。社内での確認時や担当者へ取り次ぐ際は、必ず電話を保留にしましょう。受話器を押さえた社内トークはマナー違反なので注意が必要です。


「◯◯でございますね。少々お待ちください。」
「◯◯部(部署名)の◯◯(担当者名)でございますね。ただいまおつなぎしますので、少々お待ちください。」
「大変恐れ入ります。もう一度、担当の者の名前をおっしゃっていただけますでしょうか。」

6.取り次ぐ相手が不在の場合は、不在理由と戻る時間を伝える

担当者が不在であれば、まずはお待たせしたことを詫び、次に担当者が不在であることを伝え、最後に折り返し電話をさせることを伝えましょう。

可能であれば、担当者の不在理由と電話をかけられる時間も伝えます。同時に、相手の連絡先を忘れずに確認してください。また、代理として用件を伺えるようであれば、より折り返し電話がスムーズになります。

この際、担当者の電話番号などを、電話口の相手から尋ねられるケースもあるでしょう。しかし社内の個人情報を外部に教える行為は基本的には認められないので、「担当者に伝えて折り返し連絡させます」などの返答をおすすめします。


▼担当者が会議中の場合
「大変お待たせいたしました。申し訳ございませんが、◯◯はただいま会議に出席しております。◯時ごろに席に戻る予定です。折り返しお電話を差し上げるように申し伝えますので、お電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか。」

▼担当者が外出中の場合
「大変お待たせいたしました。申し訳ございませんが、◯◯はただいま外出しておりまして、◯時ごろに戻る予定です。折り返しお電話を差し上げるように申し伝えますので、お電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか。」

▼電話の用件を確認する場合
「差し支えなければ、ご用件をお伺いして◯◯に申し伝えます。いかがいたしましょうか。」

▼折り返しが不要と言われた場合
「かしこまりました。株式会社◯◯の◯◯様からお電話があった旨を申し伝えておきます。」

7.あいさつをして電話を切る

電話をかけた人物が先に切ることがマナーなので、相手が電話を切ってから静かに電話を切りましょう。ただし、相手が電話を切らない場合は、「お電話ありがとうございました。失礼いたします。」と伝えて、相手に電話を切るよう促します。

8.担当者に伝言メモを残す

以下の項目を記し た伝言メモを即座に担当者のデスクに残すか、チャットツールで連絡しましょう
・相手の会社名と氏名
・電話を受けた日時
・用件、伝言内容
・折り返しの有無
・電話を受けた担当者の名前(自身の名前)
担当者が戻った際に口頭でも電話をうけた旨を伝えると、より確実なのでおすすめです。

困ったときの電話応対マニュアル

電話応対をしていると、度々トラブルも発生します。困った時に円滑に電話応対できるように、マニュアルを把握しておきましょう。

相手が名乗らない場合

初めに相手が名乗らない場合は、「恐れ入りますが、お名前をお伺いできますでしょうか?」と伝えて、相手の会社名と氏名を確認します。いきなり担当者への取り次ぎを要求されて焦ってしまうケースもありますが、相手の情報は忘れず聞くようにしましょう。


▼相手が会社名も名前も名乗らなかったとき
「誠に恐れ入りますが、御社名とお名前を伺ってもよろしいでしょうか。」

▼相手が名前だけを名乗ったとき
「◯◯様、差し支えなければ御社名を伺ってもよろしいでしょうか。」

相手の声が聞こえない場合

相手の声が聞こえない場合は、「申し訳ございません。恐れ入りますが、お電話が遠いようで…」と伝えましょう。決して「声が聞き取りにくい」など、相手が責められているように感じさせてはいけません。

電話が遠いと伝えても依然聞こえない時は、一旦「お電話が遠いようですので、かけ直させていただきます。」などと断って電話を切ります。そして、電話機に記録されている履歴から相手にかけ直してください。


「申し訳ございません。恐れ入りますが、お電話が少し遠いようですので、もう一度お名前をお伺いできますでしょうか。」
「お電話が遠いようですので、かけ直させていただきます。」

名前や伝言を聞き損ねた場合

聞き損ねた内容を聞き直しても、ビジネス上失礼にはあたりません。反対に、聞き直さずに、分からないままでの取り次ぎはマナー違反です。電話の相手にも社内の人間に対しても失礼なだけでなく、うまく取り次げなかったことでトラブルを引き起こす可能性があります。

「申し訳ございませんが〜」や「念のため〜」などの表現を使って再度名前や用件を伺うと上手に対処できます。


「恐れ入ります。少しお電話が遠いようですので、もう一度お願いできますでしょうか。」
「申し訳ございませんが、もう一度ご用件をお伺いできますでしょうか。」

即座に答えられない場合

電話口で即座に答えられない事項もあるでしょう。この場合は、無理に答えずに確認して折り返す旨を伝えます。また、いつまでの返答であれば支障がないかも必ず確認してください。

時には、返答に上司の許可や資料での確認が必要なケースもあるでしょう。お待ちいただくよう伝えて電話を保留にして社内に確認します。ただし、30秒以上時間を要する場合は、お待ちいただくのではなく折り返し連絡しましょう。


「恐れ入りますが、分かりかねますので社内確認をしまして、折り返しお電話をさせていただきます。お急ぎでしょうか。」
「恐れ入りますが、確認いたしますので、そのまま少々お待ちいただけますでしょうか。」
「お待たせして申し訳ございません。お調べするのに時間がかかりますので、かけ直しさせていただいてもよろしいでしょうか。」

クレーム電話への応対マニュアル

お互いの顔が見えないクレーム電話は、想定以上に大きな問題に発展する恐れがあります。円滑にトラブルを解決するために、出来る限り穏やかで心のこもった対応を心がけましょう。

状況を理解する

相手が怒っている時に話をさえぎったり、こちら側の意見を伝えると余計に怒らせてしまいます。そのため、相手に落ち着いていただけるように、同調しながら話を伺って状況の理解に努めましょう。

クッショントークを用いて対応する

柔らかな対応を心がけ、話を伺う際にはクッショントークを用います。電話応対でよく利用するクッショントークは後ほどまとめて紹介します。

加えて「〜についてお伺いできますでしょうか?お願いいたします。」など、お願いをしながら謙譲の気持ちも伝えます。さらに「さようでございましたか。」など、相づちを打って相手への同調も示すとクレーム対応に効果的です。

クレームの内容次第では、上司や担当者に電話を代わる場合もあります。ただし、相手の氏名や状況の理解までは、初めに電話を取った社員が担当したほうがスムーズに進みます。

お詫びをする

仮にこちら側に全面的に非があれば、深く心からお詫びを伝えます。しかし、こちらの非が確実でない間は、相手を怒らせてしまった点にだけ謝罪しましょう。受付として電話を取る場合には、お詫びや謝罪の言葉を述べることはせずに、社内の担当や関係者につなぐことを優先しましょう。

二次クレームを防止する

当然ながら、トラブルは可能な限り避けたい事柄です。誤ったクレーム対応で、二次クレームを誘発しないように、次の点に気をつけましょう。

・たらい回しをする
電話応対の担当者を3回以上変えないようにしましょう。

・待たせすぎる
長く相手を待たせると、相手の怒りを大きくさせる危険があります。

・話をさえぎる
相手の話を聞かずにさえぎると、相手の不満が大きくなる可能性があります。一方的に話さずに、できる限り具体的に相手が納得できる話し方を意識すると効果的です。

・責任逃れをする
仮に所属する部署ではなく、別の部署が起こしたトラブルであっても、自社の問題として対処し、心から深くお詫びをしましょう。

・こちら側の価値観を押し付ける
相手の怒りの原因をしっかりと把握して、相手と同じ視点で理解するように努めます。

・専門用語を多用する
専門用語を多用し話を難しくしてしまうと、相手は理解できずに不安と苛立ちが増す可能性があります。相手に納得していただくためにも、相手にとって分かりやすい言葉で話すように意識しましょう。

・あいまいな表現を避ける
あいまいな表現は相手に余計な不安を与えるので、文末は言い切るように注意しましょう。

・相手を尊重する
仮にクレームの原因が相手の勘違いであっても、直接的に指摘すると相手のプライドを傷つけて逆上させてしまう場合があります。これを避けるためにも、丁寧に順を追った説明を心がけましょう。

電話応対でよく使う「敬語」と「クッション言葉」

次に、電話応対でよく使う、敬語とクッション言葉をご紹介します。

電話応対でよく使う「敬語」

「敬語」には相手に対して用いる尊敬語と自分自身に対して用いる謙譲語の2種類あるので、間違わないようにしましょう。

相手に対して使う尊敬語
・言う:おっしゃる
・聞く:お聞きになる
・知っている:ご存知でいらっしゃる
・教える:お教えくださる
・教えてほしい:お教えいただけますか
・来る:お越しになる、または おいでになる
・見る:ご覧になる

自分自身が使う謙譲語
・言う:申し上げる
・聞く:お聞きする
・知っている:存じ上げております
・する:させていただく
・してほしい:していただけますか
・考える:考えさせていただく
・すみません:申し訳ございません
・その通りです:さようでございます
・どうしますか:いかがなさいますか
・わかりました:承知しました
・わかりません:分かりかねます

電話応対でよく使う「クッション言葉」

クッション言葉とは、お断りやお願いがきつく聞こえないように、クッションとして言い添える言葉です。お互いの顔が見えない電話応対では、クッション言葉の利用は気持ち良いコミュニケーションの実現に欠かせません。

・恐れ入りますが
・大変お手数をおかけしますが
・お忙しいところ申し訳ありませんが
・ご面倒をおかけしますが
・失礼ですが
・差し支えなければ〜をお願いできますでしょうか
・おっしゃる通りです

相手に対して断る場合のクッション言葉
・重ね重ね申し訳ございませんが
・あいにくですが
・まことに申し上げにくいことですが
・ご意向に添えず申し訳ありませんが
・大変心苦しいのですが

【架電】電話のかけ方と基本的な流れ、応対マニュアル

続いて、電話のかけ方と基本的な流れを解説します。必要事項や流れの理解により、少しでも電話の緊張を緩和できるでしょう。細かな表現や応対マニュアルも紹介します。

1.事前準備をする

電話をかけてから用件をまとめるのは、相手の時間を奪ってしまうので避けましょう。相手をわずらわせないように、事前に相手の部署名や氏名の確認・必要資料の用意・用件の整理を済ませておきます。

また、電話をかける際には、業務時間外や朝の業務開始直後・昼食時・終業時間の直前など、相手にとって都合の悪い時間は避けましょう。どうしても避けるべきタイミングで電話をかける際は、はじめに「夜分におそれいります。」など状況に合わせて一言添えましょう。

2.会社名と部署名・自身の氏名を名乗る

電話をかけたら、会社名と部署名・自身の名前を明るく伝えてください。

3.取り次ぎを頼む

一般的には、特定の担当者に電話をかけるため、電話を取った相手に取り次ぎを頼みます。


「いつもお世話になっております。◯◯社(企業名)◯◯部(部署名)の〜(自身の氏名)と申します。◯◯様(担当者名)はいらっしゃいますでしょうか?」

4.(a) 担当者につながれば、挨拶をして用件を伝える

担当者が電話に出たら、再度忘れずに名乗りましょう。用件を伝えながら、今電話をして良いかどうか確認します。


「いつもお世話になっております。◯◯社(企業名)◯◯部(部署名)の〜(自身の氏名)と申します。ただいまお時間よろしいでしょうか?」
「〜の件でお電話させていただきました◯◯社(企業名)の〜(自身の氏名)と申します。ただいま◯分ほどお時間よろしいでしょうか?」

4.(b) 担当者が不在であれば、再度かけ直す旨を伝える

相手が不在であれば、「こちらから、またお電話させていただきます。」と伝えて再度連絡をします。しかし何度か連絡をしても相手が不在だったり、先方のスタッフが提案してくれる場合は、折り返しの電話を頼んでも構いません。

また用件によっては、伝言をお願いすると良いでしょう。その際、電話応対してくれた相手の名前を確認しておきます。


▼担当者が不在の場合
「お戻りは何時頃でしょうか?」
「それでは、こちらから改めてご連絡を差し上げます。」

▼伝言をお願いする場合
「◯◯様に、株式会社◯◯の◯◯から電話があったことをお伝えください。」

5.あいさつをして電話を切る

用件を済ませたら、あいさつをして静かに電話を切りましょう

電話応対でやってはいけないこと

最後に、電話応対でやってはいけない6点を解説します。顔が見えないだけに、言葉や声色が強く伝わってしまう電話応対では、絶対に避けるべき項目として覚えましょう。

文の初めに否定語を使う

文章を「しかし」や「ですが」などの否定語で始めると、相手は「強く否定されている」と感じてしまいます。顔が見えない電話口では、否定の印象が強く伝わってしまうので、相づちの言葉を挟んで返答すると良いでしょう。例えば「さようでございますか」と相づちを打つと話を聞いていると感じてくれます。

「はいはい」と答える

「はいはい」と2回繰り返して返答すると、適当に聞き流している、またはバカにしている印象を与えます。必ず返事は1回の「はい」で行いましょう。

名前や伝言内容を復唱しない

復唱されないと、相手は「きちんと担当者に伝わるのか?」と心配になります。企業に対する信頼度やイメージの悪化にもつながるので必ず復唱しましょう。

「たぶん〜だと思います」のようにあいまいに返答する

「たぶん」や「思います」を用いたあいまいな返答は、相手を不安な気持ちにします。自信を持って答えられない時は、相手に断って資料を見たり上司に確認しましょう。

たらい回しにする

担当者が分からないからと、適当な取り次ぎを行ってはいけません。相手に「担当者をお調べいたしますので、少々お時間をいただけますでしょうか?」などと断り、担当者を確認してから、適切な取り次ぎをしてください。

確認に時間がかかる時は、一旦電話を切って、相手にかけ直します。電話を切る前に、相手の連絡先と電話に応対できる時間を尋ねておきましょう。

語尾を伸ばす

語尾を伸ばした話し方は、幼稚さやフランクさを感じさせ、ビジネスには適しません。そのため、顧客や目上の方は違和感を覚え、あまり良い印象を抱きません。自身では気づきにくい話し方のクセは同僚などに確認してもらい、必要であれば直しましょう。

まとめ|実践を繰り返し会社の顔として、電話応対ができるように

電話応対のマニュアルとして、電話の受け方、かけ方、困ったときの応対方法などを解説しました。

慣れるまでは電話応対は緊張してしまうものですが、マニュアルを参考にして練習を積み重ねることで上達していきます。元気に明るく対応し、相手を尊重する気持ちを大切にしてみてください。

会社の顔として電話を受けることがある方は、ビジネスマナーを守って電話応対ができるように練習したり、上司からフィードバックをもらったりしてみましょう。

個人のスキルに影響されがちな庶務業務を平準化

庶務業務は、オフィスにおけるあらゆる業務が該当し、備品の管理、郵送物の受け取り、受付対応など、その仕事内容は多岐にわたっています。それゆえに属人的になりやすく効率化する事が難しい業務とも言えます。FOCがそういった煩雑な業務を整理し、一括でサービスをご提供します。

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外資系総合商社と総合マーケティング支援会社にて法人向け営業職を経験。
世の中にあふれる情報をかんたんにわかりやすく、一人ひとりに合ったかたちで伝えることをミッションに活動中。

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有名企業が取り組むCSR活動の事例紹介とメリット
2017.07.25 掲載
2022.12.06 更新

有名企業が取り組むCSR活動の事例紹介とメリット

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この記事の目次

  • CSRとは何か
  • 日本の企業が取り組むCSR活動とは
  • 日本の有名企業3社が取り組むCSR活動
    • 1位 富士フイルムホールディングス
    • 2位 ブリヂストン
    • 3位 KDDI
  • 中小企業のCSR活動について
  • CSR活動を取り組むメリット
    • 企業価値の向上に繋がる
    • ステークスホルダーからの信頼・優秀な人事を獲得できる
  • CSR活動をおこなうことで達成できる利益
  • まとめ

CSRとは何か

みなさんは、CSRと言う言葉をご存知でしょうか?

CSRとは、「Corporate Social Responsibility」の略語で、日本語に訳すと「企業の社会的責任」という意味になります。一般的には、収益を求めるだけではない、環境活動、ボランティア、寄付活動など、企業としての社会貢献の活動を言います。

日本の企業がどのようなCSR活動をおこなっているかご紹介します。 

日本の企業が取り組むCSR活動とは

日本企業の多くが取り組んでいるCSR活動は「環境保護」です。その内容は、環境汚染の防止・生物の保護・植林活動などです。

工場から出る有害な煙や汚水を減らす活動や森林伐採を行った山に苗木を植える活動などが挙げられます。

次に多いと言われているのが、「文化支援」「人権保護」「女性地位向上」などです。

「文化支援」は地域社会に向けたイベントや文化財の保全活動などが挙げられます。

例えば、地域に根付いた無形文化への支援や古文書や古建築など、歴史的価値がある建造物や書物を修繕・保護する活動です。地域の人たちと共に、今まで築いてきた、地域の歴史や文化を記録し、継承していく活動は地域社会の歴史遺産情報の共有をすることに繋がっています。

今後、日本企業が力を入れていくべきCSR活動内容は、「貧困」「児童貧困「疾病等」です。

日本は、比較的恵まれている国と思われていますが、我が国でも6人に1人は貧困と言われています。貧困は世代で受け継がれる傾向があるため、企業のCSR活動で連鎖を少しでも断ち切る必要があります。特に子どもたちに向けた、食育支援や事情がある子供達を保護できる、施設の整備などに積極的に取り組んでいく必要があります。 

日本の有名企業3社が取り組むCSR活動

2017年CSR活動ランキングで、上位の3社を紹介します。

各企業とも、しっかりと自社の課題を把握し、その課題を解決できるようなCSR活動をおこなっています。

1位 富士フイルムホールディングス

富士フイルムグループの創業の原点と言える写真フイルムは、製造時に「大量の清浄な水と空気」が不可欠であり、その原点を大切にするために、環境保全を前提にCSRに取り組まれています。

そのほかの取り組みとして、新しい写真の楽しみ方を伝えるために、「スマホ時代の新しい写真店」をコンセプトに初の直営ショップ「WONDER PHOTO SHOP」を東京・原宿にオープンしたりしています。

参考:富士フイルムホールディングス株式会社 CSR(企業の社会的責任)の取り組み

2位 ブリヂストン

ブリヂストンでは3つに重点課題をおいて活動しています。

  • Mobility(モビリティ)
  • People(一人ひとりの生活)
  • Environment(環境)

主な活動事例は、子どもたちへ交通安全教育プロジェクトをタイなどの海外でおこなっています。

参考:株式会社ブリヂストン CSR

3位 KDDI

KDDIでは4つに重点課題をおいて活動をおこなっています。

  • 安定した情報通信サービスの提供
  • 安心・安全な情報通信社会の実現
  • 多様な人財の育成による活力ある企業の実現
  • 地球環境保全への取り組み

主な活動事例は、東北被災地をつなぐ継続的な復興支援として、タブレット体験教室によるコミュニティづくり支援をおこなっています。

参考:KDDI株式会社 CSR(環境・社会) 

中小企業のCSR活動について

中小企業のCSR活動が大企業と違うところは、広範囲ではなく地域に密着しているところです。例えば、大阪の中小製造企業では、地域の子どもたちに向けて、少しでもモノづくりの楽しさを知ってもらうために「モノ作り職業体験」の教室を年に1度おこなっています。

多くの人に影響を与えることは難しいですが、地域との関わりを重視した、深い関係を築くことができます。
ただ、中小企業の多くは人材不足もあり、目先の利益に追われ CSR活動ができている企業はごく一部なのが現状です。 

CSR活動を取り組むメリット

なぜ、企業は本業以外のCSR活動に力を入れているのでしょうか?そもそもメリットはあるのでしょうか?どのようなメリットが企業にあるのか具体的に、「企業」と「ステークホルダー(取引先企業、顧客、従業員、社員、地域社会)」の視点からメリットを考えてみましょう。

企業価値の向上に繋がる

CSR活動と聞くと、多くの方が慈善活動を思いつき、直接的な利益に繋がりにくいイメージがあると思います。しかし、長く生き残る企業になるためには、CSR活動を積極的に取り組むことが重要な時代になりつつあります。

昨今、モノがあふれる時代といわれているなかで、自社の商品やサービス自体の良さをアピールするだけでは、なかなか購入してもらえなくなっています。そのためにどうやって他社との違いや価値を伝えることができるか、という点でCSRが重要視されてきているのです。

例えば、サントリーは有名な飲料メーカーですが、「限りある水や資源を次の世代に引き継ぐために」植林のCSR活動をしています。こうした自然活動をおこない日本の美味しい水を守ることは、自然保護という面と自社の商品力・サービス力の向上にも結果的に貢献しています。

自社のステークスホルダーに向けて、商品やサービス自体のアピールのほか、安心・安全といったイメージも提供することで、企業としての信頼やブランドが向上し、それが商品購入につながり、利益向上にもつながります。

ステークスホルダーからの信頼・優秀な人事を獲得できる

三越伊勢丹ホールディングスは、一過性ではない東日本の被災地支援を継続的におこなっています。津波で流されてしまった木を元に戻すために、海岸に苗木を植え、緑の防波堤をつくる活動をしています。

社会貢献を継続しておこなっている企業は、顧客からの信頼が厚くなり、株主・投資家からも支持され、さらには社員が「自分の仕事が社会貢献につながっている」と思えることができ、働くモチベーションを高めることができます。

また、採用面でも効果があります。社会貢献をしているというアピール、社員の働く意欲向上効果からの明るい職場のアピールなど、有名でない企業であっても、学生に「この会社で働きたい」と思わせる動機づくりができます。それが優秀な人材の採用にもつながります。 

CSR活動をおこなうことで達成できる利益

CSR活動はたしかに直接利益を生まない活動です。

しかし、活動を継続的に行うことで、“骨太な”組織形成に繋げることができます。

より良い商品・サービスを届ける意識が一層高まり、実行することで、ステークホルダーとの信頼関係を築くことができ、ブランドが向上します。同時にお客様のニーズを考えて行動することにもなるので商品の販売・売上にもつながります。

また、顧客の声に耳を傾けることで、将来必要となる商品のマーケティングもでき、新しいアイデアが生まれることもあります。

このようにCSR活動をしっかり行うことができれば、非常に良い循環をもたらすことができます。そうなれば、社会にも貢献でき、かつ骨太で倒産しづらい企業を作ることができます。これこそがCSR活動で達成できる最終的な利益であるといえます。 

まとめ

CSR活動は、「慈善活動をやっているだけ」と思われがちです。しかも直接利益を生まないため、たとえ思いついても計画し、実行するには相当な調整とパワーが必要で、何よりも社会貢献への強い意志が必要となります。
さらに全ステークホルダーに理解してもらうためにも「なぜ、その社会貢献をするのか」という説明ができないと継続的に行うこともできません。

社会貢献という営利を求めないイメージがある反面、ブランドイメージ向上、売上貢献、採用強化など、企業が生き残るための手段のひとつでもあります。長期の視野が必要ですが、いまから始めてみてはいかがでしょうか。
 
 

個人のスキルに影響されがちな庶務業務を平準化

庶務業務は、オフィスにおけるあらゆる業務が該当し、備品の管理、郵送物の受け取り、受付対応など、その仕事内容は多岐にわたっています。それゆえに属人的になりやすく効率化する事が難しい業務とも言えます。FOCがそういった煩雑な業務を整理し、一括でサービスをご提供します。

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[例文あり]人事評価の部下へのコメントを評価種類別に解説!
2017.12.12 掲載
2022.07.12 更新

[例文あり]人事評価の部下へのコメントを評価種類別に解説!

人事
人事評価

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上司から部下へ人事評価のコメントを記載するとき、どのように書けば良いのか悩んでしまう上司の方もいるでしょう。適切に良い所と悪い部分を指摘して、部下のやる気を引き出さなければいけません。この記事では、評価種類別に、具体的なコメントの例文と注意すべき点・書き方のポイントを紹介します。

この記事の目次

  • 人事評価で主にコメントの対象となる3つの項目
    • 成果評価
    • 能力評価
    • 意欲(情熱)評価
  • 目標・成果に対する上司からのコメント例文と注意点
  • 能力(企画力・実行力)に対する上司からのコメント例文と注意点
  • 情意(態度)に対する上司からのコメント例文と注意点
  • まとめ

人事評価で主にコメントの対象となる3つの項目

人事評価は、以下のように大きく分けて3つの項目に分かれます。

成果評価

成果評価は、業務に対してどれだけの実績を出すことができたか評価する項目で3つの内容が組み合わさって決まります。

1つ目は「業務目標達成度」です。営業であれば「営業成績」、工場員であれば「製造個数」などが基準となり、目標数値に対する達成率を見て評価を付けます。

2つ目は「課題目標達成度」です。たとえば、営業であれば「営業成績を上げるために何をしたか?」エンジニア職であれば「システムエラーの解消ができたか?」という観点などで評価します。つまり、上司や当事者が掲げた課題に対して、どのぐらい達成できたかを参考に判断するということです。

3つ目は「日常業務成果」です。日常的に発生する業務に対してどれだけ成果が出たかを指します。「部下をどのぐらい成長させたか?」、「ルーティンワークの質が良くなったか?」などが判断材料です。

能力評価

能力評価は、従業員が能力をどれだけ仕事で発揮できたかを見る評価内容です。主に4つの内容に分かれています。

1つ目は「企画・計画力」です。チームが効率良く仕事をするために、どのような企画や計画を立てることができたかなどを見ます。

2つ目は「実行力」です。自分の力でどれだけ仕事を片付けることができ、後輩を適切に指導できたかなどを見ます。

3つ目は「対策立案力」です。例外的に発生した仕事上のトラブルなどに対する解決策を、今までのデータを参考にして、立案できたかなどを見ます。

4つ目は「改善力」です。チーム内で抱えている問題に対して、改善できたかを見ます。
これら4つの内容を吟味して能力面の評価を決めるのです。

意欲(情熱)評価

意欲(情熱)評価は、コミュニケーションや仕事の責任感などを見られる評価項目です。仕事を最後までやり抜く人物かを見る「責任性」、意欲的に仕事へ取り組もうとしているかを見る「積極性」、ほかの従業員が困っているときに、手助けできていたかを見る「協調性」の3つが軸となっています。

すなわち、評価対象者の仕事姿勢が、評価に反映されるのです。一般に「平常点」と呼ばれています。

目標・成果に対する上司からのコメント例文と注意点

目標評価とは、上司や当事者が設定した目標数値に対して、どのぐらい達成できたかを評価することです。「今月は個人で営業売上100万円を達成する」と決めた人がいるとすれば、達成率が何%だったか?を基準に評価を付けます。

この章では営業職へコメントするというかたちで、目標・成果評価についての例文と注意点を紹介するので参考にしてみてください。

部下が目標・成果を達成した場合の例文

目標売上に対して「120%超え」を達成し、また、部署内において営業訪問数に対する平均契約率が5%であるにもかかわらず「12.1%」をたたき出し、部署の業績に貢献してくれた。日頃から努力を怠らなかった結果であろう。部署を支える中心人物だと言える。今回の目標を超えるように、自己記録を更新してほしいと期待している。

部下の目標が未達だった場合の例文

目標売上に対して、80%しか達成できず数字としては芳しくない。また、成約率も1.2%であり、営業手法やセールストーク、消費者分析が粗かったと考えられる。どうすれば目標売上「100%超え」が達成できるか早急に考える必要があるだろう。確かに、昨今は景気が冷え切っており、販売実績を上げるのは難しいかもしれない。しかし、持ち前のガッツを生かせば乗り切れると期待している。引き続き一緒に仕事を頑張りたい。

書き方のポイント

目標・成果については、数字を用いるのがポイントです。文章に説得力が出て、相手に伝わりやすくなります。しかし、結果について述べるだけではいけません。評価を今後の仕事へ活かしてもらえるように書く必要があります。たとえば、結果・成果が良かったときは、今後どうなってほしいか、逆に悪かったときはフォローを入れて、評価された側がさらに成長できるようなコメントをしましょう。

注意すべき点

評価する相手に対して感情を持ちすぎないことです。あくまで、売上達成率など数字を基準に評価しましょう。人の好き嫌いが入ると、評価基準がぶれます。たとえば、業績が部署のなかで上位だったのに、悪い評価を付けてしまうとやる気を失くしてしまう原因になる場合もあるので要注意です。 

能力(企画力・実行力)に対する上司からのコメント例文と注意点

能力評価とは、自分の能力を仕事にどのぐらい活かせたかを基準にした評価内容です。
行動面だけではなく、たとえば、会社から与えられた予算に対して、パフォーマンスがどうだったかも見ます。マーケティング部に所属する従業員を評価する場合を例に紹介します。

能力(企画力・実行力)を発揮した活躍があった場合の例文

今年初めて行われた「○○イベント」を企画し、多くのお客様を呼び寄せてくれた。イベントの予算が1000万円与えられたなかで、イベント効果が1億円あったので大成功と言って良いだろう。立案時は、役員などに反対され企画の実現が難しい雰囲気だったが、持ち前のプレゼンテーション能力と分析の鋭さが実現へつながったと考える。イベントのおかげで、会社全体の売上も前年度と比べ1.5倍増えた。今後も、新しい企画を立案し、ほかの従業員を引っ張っていってほしい。

能力(企画力・実行力)を発揮した活躍がなかった場合の例文

仕事に能力を生かしたとは言い難い。企画の立案をしたが、アイデアの数が少なく実現できたものはない。今後は、具体的な数字を用いて聞いている側を説得させるのが課題だ。行動面も消極的で受け身になっていることが多いので、アイデアが思い浮かべば積極的に発言するべきだろう。ただ、何度も実践すればコツをつかめるはずなので、困ったことがあれば気軽に相談してほしい。

書き方のポイント

活躍があった場合は、どういう場面で活躍したか具体的な内容を挙げるのがポイントです。ここでも、なるべく数字を出して書きましょう。能力を生かして会社にどんな良い影響があったか書くのも大事です。逆に活躍がなかった場合は、そう評価した根拠と今後どうすれば改善されるかを書きましょう。

注意すべき点

能力の評価は、目標・実績とは違い、数値化しづらい場合も多いです。そのため、不公平感が出ないようにしましょう。企画の立案数や予算に対する達成率など、基準をしっかりと決め、評価してください。 

情意(態度)に対する上司からのコメント例文と注意点

仕事に対して、どの程度、意欲を持って取り組んだか評価することを指します。積極的に取り組むだけではなく、課題に対してどこまで本気で取り組んだかも評価基準です。さらに、職務へ対する責任感など、仕事へ対する日頃の姿勢で評価が決まります。

仕事に意欲をもって取り組んでいた場合の例文

難易度が高い仕事に対しても、決して弱音を吐かず最後までやり遂げていた。仕事で分からない部分があっても、一人で抱え込むことなかった点も評価できる。また、仕事を効率的に行うためのマニュアル作成も行っていて好感が持てた。ほかの従業員のお手本として、今後も意欲的に仕事をし続けてほしい。

仕事に意欲が感じられなかった場合の例文

「分からない」、「できない」と発言することが多く、諦めの態度が目立った。消極的な発言ばかりで、仕事をしたくない雰囲気が伝わってきてしまっていた。初めから無理だと決めつけるのではなく「どうすればできるか?」という視点を持ってほしい。発言や考え方が変われば、仕事へ対するモチベーションも変わり、意欲が出るはずだ。

書き方のポイント

数値化が難しいので、普段からどういう態度で仕事をしているか見ておくことが大事です。部下に対して日常的に関心を持たなければ評価するのも難しいため、日頃から注意してください。適当なことを書くと、部下からの信頼を失ってしまいます。また、意欲がない人へは改善方法も書くと良いでしょう。

注意すべき点

仕事に対する意欲の出し方は、人によって違います。多くの人がいる前で堂々と出す人もいれば、陰で努力をする人もいます。従業員の細かい部分まで日頃からチェックするのを忘れないでください。細かい部分にたくさん気付くことができれば、あなたの信頼度が上がるかもしれません。 

まとめ

従業員の評価は、人がするものなので多少のバラツキはあります。しかし、デタラメな評価は部下からの信頼をなくし、仕事のモチベーションを下げてしまうため、あいまいな評価は避けましょう。内容としては、「成果・能力・情意」の各項目をそれぞれ具体的に細かく書きましょう。

また、評価の仕方が悪いとあなた自身の出世に悪影響を及ぼす場合もあります。ぜひ、公平性を意識して部下の評価を付けてください。
 

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津田 剣吾

接客、事務・経理職として勤務したのち、在宅ライターとしての生活を満喫しています。主に「転職」、「事務・経理」、「コミュニケーション」など実体験を生かした記事を執筆しています。フリーライターや個人事業主としての考えを綴ってみたブログ「未経験からフリーライターになってみた!」(http://www.kengo.red)も運用中です。

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【連載】クールアンサンブル ~人事×財務×経理が奏でる!煌めく音達♪~ 第九回「大切なことに対し、目を背けてはいけない。」
2023.07.20 掲載
2024.04.01 更新

【連載】クールアンサンブル ~人事×財務×経理が奏でる!煌めく音達♪~ 第九回「大切なことに対し、目を背けてはいけない。」

経理
人事 , 経理 , 財務 , 連載

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~これまでのあらすじ~
TOARU株式会社で働く、人事部主任の館林、財務部課長の内藤、経理部部長の関口といった三人らが主人公。彼ら・彼女は、テレワーク期間中、社内のチャットシステム上での交流がきっかけとなり、意気投合する仲になった。三人が集う場所は、遊休資産が眠る“視聴覚室”だ。
 その中で、主人公の一人である財務部課長 内藤アヤカと、シニア層の男性部下ミズノと経理部長 関口の部下であるA課長といったメンバーらは、Z地方にある自社所有資産である倉庫に息吹を取り戻すため、プロジェクトを展開しようとしていた。
 Z地方の市章である“錨”をテーマに進めようとしていたが、何度かZ地方を訪れた中で、“白い家”にて、地元の人々が、謎の物質“ダイヤモンドダスト”の発掘に精を出している姿に刺激を受ける。
 これが契機となったのか、メンバーの一人である、A課長が突然の退職。なんと、この“白い家”で、Z地方の方と共に“ダイヤモンドダスト”の発掘を進める日々を送っているのだ。
 こうした一方で、TOARU株式会社では、高額で機能性の低い人事考課システムを導入しようとしていた。誰でもが想像できるような、公正ではない取引だ。主人公らは、もちろん、黙っていない。
 もしも、ここで目を背けていては、人事考課システムの不正取引のみならず、Z地方のダイヤモンドの発掘、そして、“視聴覚室”まで、悪しき組織により、潰されると予想されるからだ。
 財務部の内藤アヤカは、何らかの計画があるのか、財務部から人事部への異動を企てている。経理部長の関口ミツルは、人事考課システムの導入目的を、会議の場で上層部に対し、問いただそうとしている。それぞれが、良き方向へと動き始めているようだ。

この記事の目次

  • A元課長がZ地方で、何らかのアクションを興すのか?
  • 視聴覚室にて:経理部長の関口ミツル&財務部課長内藤アヤカとの作戦会議!
  • ミズノと館林。花壇の周りでの会話。

A元課長がZ地方で、何らかのアクションを興すのか?

“白い家の長老”といった古めかしい表現が正に相応しい高齢の男性は、本日もダイヤモンドダストの採掘の手を休めることはなかった。A元課長も彼のとなりで、同様に作業をしている。彼は作業をしながら、A元課長に語り掛けた。
「えーと、今日は何時から、あなたのお話を聞くのでしたっけ?」
彼女も作業の手を休めず、言葉を聞き取りながら、彼に応答する。
「15:00からですね。すみません、皆さんがお忙しい時に・・・まもなくですね」。
手を少し休めて、自身の左腕に巻かれている時計に目をやるA元課長だった。彼は、マスク越しで、白い家の中の人々に向かって、呼びかけた。
「皆さん、Aさんから、お話あるそうです。5分後にここに集まってください~!」
白い家内の他の“皆さん”も、手を休めることなく、二人に向かって、了解の意味で頷いた。皆、目の表情のみで十分に伝わる、温かい笑顔を向けてくれている。何気ない仕草を嬉しく思うA元課長だった。そんな気持ちに気づいたのか、彼は再び、A元課長に語り掛けた。
「いつも、いい表情でAさんは、作業されていますね~」。
A元課長は、今度は作業の手を止めて、彼の方を向いた。何となく続きの話が聞けそうだと思ったからだ。彼女の予感は的中した。彼のマスクが小さな波を打ち始める。
「あなたがここにいらしてから、どれくらいが経ちましたかね?最初は、TOARUのミズノさんがいらして、そして、あなたと内藤課長さんがいらして・・・あの頃は、まさかあなたが、このZ地方に移り住むなんて、想像しませんでしたね。ひょっとして、15:00から、TOARUさんに絡んだお話をされたいのでしょう?」
 彼の話に対し、A元課長は静かに頷いた。まさに図星だからだ。15:00まで、5分少々あるが、序曲の位置として、彼女は彼に向かって、応答した。
「この“白い家”の輝きを持続させるために・・・TOARUを利用する必要があります。唐突で、すみません・・・」
白い家の“長老”は、特に驚いた表情を見せることもなく、A元課長の瞳を笑顔で見つめながら、大きく頷いていた。決して、唐突とは思っていなかった様子だ。

視聴覚室にて:経理部長の関口ミツル&財務部課長内藤アヤカとの作戦会議!

 「会議は、どのような展開になったのでしょうか?関口部長が、あのインチキな人事考課システムの導入理由を聞きだしたのですよね・・・?」
 視聴覚室内で透明感のある声を張り上げるのは、もちろん、財務部課長の内藤アヤカだ。関口部長は浮かない顔をしている。きっと、良くない展開で会議が展開し、幕を閉じたのだろう。容易に想像がつくとばかりに、内藤は再び、質問にもならないような声を張り上げた。

 「結局、あの人事考課システムを購入する先は、やっぱり、ウチの役員の息がかかった業者なんですよね?ベタな昭和時代の悪しき慣習、いつまで続ける気でしょうか?」
 関口は、内藤の話を最後まで聞くと、視聴覚室の奥にある、古ぼけた音響機器の方に歩き、機器を一つずつ、手にするような仕草をした。マスク上の二つの瞳は冷静さを見せているが、険しさもある。内藤は、次の言葉で繋ぐのをためらった。関口の方をじっと見つめ、彼の言葉を待っていた。すると、機器の一つが床に落ちたのか、“ジャーン!”といった金属音を立てた。思わず、音がする方へ駆け寄る内藤。ただ、関口は内藤と対照的に相変わらず、冷静な様を表している。ようやく、ポツリとセリフを吐く関口。
「クラッシュシンバルですよ。ドラムセットの中の一つです。まだ、使えそうですね。錆の部分がかえって、粋で価値が上がった感じです。TOARUは、大昔、音楽ビジネスを展開しようとしていたのに、
頓挫した・・・確か、アーティストとの契約の面で、折り合いが合わなかったそうです。見切り発車です」。
 関口が当時の様子を淡々と語る。内藤は素朴な疑問がよぎった。大昔?どれくらい前なのか?もちろん、我々が入社する前の出来事。その頃、経理や財務部では、音楽ビジネスを展開する事業計画について、どこまでのチェック機能を果たしていたのだろうか?想像がつく。皆、当事者意識が薄く、役員らの進めるままにイエスマンを演じていたのだろう。
 あれから、時代は変わっていないのか?私や、目の前の経理部関口部長、人事の館林主任、皆がTOARUの経営参画者。ここで、目を背けていては、我々の存在意義がない。内藤が胸の中で、こんなピュアな思いを駆け巡らしている時。再び、関口のクリアなトーンの声が聞こえてきた。
「内藤課長のご想像のとおりです。私が役員らに問いただしたら、何も応えを頂けず・・・ついには、周りが止めに入りました。そして、これを見てください。今朝、受け取りました」。
 関口は、内藤に白い封筒を渡す。“TOARU株式会社”が印字されている、中身は何となく、想像できる。封筒から白い紙を出し、広げた。そこには、事務的で昭和時代から、代り映えのしない、無機質な文章が並べられていた。
“経理部 関口ミツルを庶務部備品管理室に異動を命じる。”
内藤は言葉を見つけようとするが、関口に先手を打たれた。
「ほっとしています。これから、私のやりたい放題です。さっそく、Z地方に赴いて、倉庫内の備品をテコ入れしますよ。A元課長とも接点を持ちながら、白い家での取り組みとTOARUを融合させるのです。そして、いつか、この視聴覚室内の備品も・・・」
柔らかい瞳で笑顔がマスク上からでも、見て取れる。関口の言葉に嘘や偽りなどない。我々で、TOARUを輝かせること。必ず、見つかるはず。内藤は清々しい表情を関口に見せた。そして、素直な気持ちが言葉として表された。
「クラッシュシンバルの他に何があるのかしら?ここにある備品たちにも、日向に出てもらいましょう!」
こんなピュアすぎる言葉が、管理職二人には似合っていた。窓の日差しがクラッシュシンバルを照らしている。

ミズノと館林。花壇の周りでの会話。

「館林さん、“インチキな人事システム”。本当に実態として、そうなのですか?内藤課長さんが以前、そう話していたのですが・・・」
TOARUの社屋前にある例の花壇を人事部主任の館林と財務部嘱託社員のミズノが囲んでいる。ミズノは、館林に素朴な疑問を投げかけた。館林は、冷静に応える。
「ミズノさんも、そこを疑問に思ったのですね。“インチキ”というのは、本当です。ただ、それは現場で使うスタッフにとってです。彼ら彼女らは、上司と部下の双方間で評価し合えるような、透明性のある機能を搭載したかったのです。それが、無視され、上層部の息が掛かった取引業者より、使い勝手が悪いモノが納品されようとしています」。
 ミズノは、館林の話を黙って傾聴する。そして、ゆっくりと言葉を返そうとしていた。
「この花壇に対し、経理のA元課長さんは、何か価値を創造しようとしていましたが、辞められました。今は、Z地方でダイヤモンドダストの発掘に関わっています。こうした動きを通し、我々ももっと踏み込んだ行動が必要でしょう」。
 丁寧な言葉を使って、諭すような話をするミズノ。そんな思いに、館林は気づく。
「ミズノさんのアイデアを聞かせてください。人事部主任として、精いっぱいやっているつもりですが、実は参っているのです」。
 そうですね・・・ミズノは、上空を見上げる。飛行機音が響いたからだ。それにつられて館林もウエを見上げる。すると、ミズノが話し始めた。
「社内に蔓延る“ウエ”の悪事を見つめ、正そうとすることは、誤っていません。でも、館林主任さんの部下の方々や他の社員さんも活き活きと働けるような環境を創り続けようとするならば、“インチキな人事システム”などにとらわれず、将来に向かって大切なことを次世代に引き継げるよう、本質的なところに着手するべきでしょう。そうしないと・・・」
 ミズノは、目線を花壇の方に落とす。館林もつられて同じような仕草をした。ミズノの最後の言葉が気になる?館林は、更に質問する。
「そうしないと・・・?ミズノさんは、どんなことを予測されているのですか?」
 ミズノは、館林の方をしっかりと見つめた。そして、忠告するかのように、話すのだった。
「この花壇の底から、何者かの手が伸びて、我々の足がすくわれるかもしれません」。
 ミズノの言葉は、ジョークのようには、到底聞こえなかった。またもや、飛行機音が上空に鳴り響く。ふと上を見あがると、ヘリコプターだった。何となく、我々の様子を伺っているかのように感じた。
 次のセリフは、館林の番だ。
「ミズノさん、花壇の底から、そして、組織を超えたもっと高い“ウエ”からも、我々を捕えようとするかもしれませんね」。
 ヘリコプターは、低空飛行を続ける。プロペラの音は、強い風に乗って、ビートを効かせていた。

次回へ続く

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田村 夕美子

経理環境改善コンサルタント・ビジネス系作家。(HP:https://giftwind.jp/)経理関連のセミナーや「日経ウーマン」「ダイヤモンドオンライン」など各種メディアへの執筆を中心に活動中。「できる経理の仕事のコツ」(日本実業出版社)など著書多数。 最新刊「税理士のためのコミュニケーション術」(第一法規)が好評発売中。インスタグラムにて『前向きビジネスパーソンに贈るYumiko録×夕美子録』配信中。https://www.instagram.com/yumiko.tamura.giftwind/

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【連載】クールアンサンブル ~人事×財務×経理が奏でる!煌めく音達♪~ 第十回「TOARU&Z地方の動向」
2023.08.03 掲載
2024.04.01 更新

【連載】クールアンサンブル ~人事×財務×経理が奏でる!煌めく音達♪~ 第十回「TOARU&Z地方の動向」

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~これまでのあらすじ~
TOARU株式会社で働く、人事部主任の館林、財務部課長の内藤、経理部部長の関口といった三人らが主人公。彼ら・彼女は、テレワーク期間中、社内のチャットシステム上での交流がきっかけとなり、意気投合する仲になった。三人が集う場所は、遊休資産が眠る“視聴覚室”だ。
 その中で、主人公の一人である財務部課長 内藤アヤカと、シニア層の男性部下ミズノと経理部長 関口の部下であるA課長といったメンバーらは、Z地方にある自社所有資産である倉庫に息吹を取り戻すため、プロジェクトを展開しようとしていた。
 Z地方の市章である“錨”をテーマに進めようとしていたが、何度かZ地方を訪れた中で、“白い家”にて、地元の人々が、謎の物質“ダイヤモンドダスト”の発掘に精を出している姿に刺激を受ける。
 これが契機となったのか、メンバーの一人である、A課長が突然の退職。なんと、この“白い家”で、Z地方の方と共に“ダイヤモンドダスト”の発掘を進める日々を送っているのだ。
 こうした一方で、TOARU株式会社では、高額で機能性の低い人事考課システムを導入しようとしていた。誰でもが想像できるような、公正ではない取引だ。主人公らは、もちろん、黙っていない。
 財務部の内藤アヤカは、何らかの計画があるのか、財務部から人事部への異動を企てている。経理部長の関口ミツルは、人事考課システムの導入目的を会議の場で上層部に対し、問いただすが、それが影響したのか“庶務部備品管理室”への異動を命じられた。
 さて、今後の展開はどうなるのか?関口は異動を前向きに捉え、元部下にあたるA課長とも接点を持ちながら、Z地方にある倉庫のテコ入れに取り掛かろうとしているが、Z地方で活動を続けるA元課長は、“ダイヤモンドダスト”のために、TOARU株式会社を利用しようとしている・・・

この記事の目次

  • ヘリコプターのプロペラが刻むビートはどんな音色か?
  • 断捨離か?お宝発掘か?視聴覚室で蠢く三人。
  • ミズノの行動がTOARUを進展させる?

ヘリコプターのプロペラが刻むビートはどんな音色か?

 青く澄んだ上空の中で響く、ヘリコプターのビート音は清々しい。ヘリの外扉には、錨のロゴマークが力強く貼られている。どうやら、このヘリはZ地方が所有しているようだ。後部座席には、A元課長の姿がある。そして、操縦しているのは、“白い家”の長老だ。
「あれです。築20年以上が経過していそうな、長方形の建物の前に白い輪がありますよね?あれがTOARUで言うところの花壇です」。
 A元課長は、指先を下に向けながら、長老に伝える。操縦中はもちろん、下の景色をじっくりと見ている余裕などないが、何となくTOARUの雰囲気を上空から感じる長老だった。A元課長の言葉に反応を示す。そして、彼女に問うのだった。
「ねらい目は、あのTOARUさんの建物など、資産関係ですか?それとも、優秀な人材ですかね?ダイヤモンドダストのために必要なものとは、何ですか?」
 長老の質問は、かなりシビアな内容だ。以前、TOARUの経理部課長として、上司の関口とは、良好な関係とは言えずとも、職務を全うしてきたA元課長だ。その“古巣”に潜む何かをダイヤモンドダストのために利用するのか?A元課長の思惑は、一体何なのか?彼女は少し間を置くと、ゆっくりと話しだす。
「長老。違いますよ。TOARUの資産や人材といったものなど、狙っていません。私が利用したいのは・・・」
 A元課長が、最後のセリフに入ろうとした、その時だった。強い気流がヘリコプターを包んだ。プロペラのビート音も急に高くなる。急に不安顔になる、A元課長。でも、長老はA元課長の様子を察知し、すぐに操縦桿をしっかりと安定させた。そして、彼女に言葉を掛ける。
「心配しないでください。大丈夫です。私に任せてください」。
 長老の優しい笑顔と共に添える言葉に、A元課長は冷静さを取り戻した。そして、核となる言葉を返す。
「私がTOARUを利用したいのは、あまくゆるい“組織”です。Z地方の姉妹都市ディールのためにも・・・」
 長老とA元課長は、共に目線を上に向けた。Z地方の姉妹都市ディールとは?壮大な計画が脈々と立てられているのか?TOARUのあまくゆるい組織をどのように利用しようとしているのか?
「何が大切なのか、解っていない組織、機能していない組織は狙い目です。“そしき”と聞いてふわふわと感じる人は危ういですよね」。
 A元課長のセリフと共にプロペラのビート音は、TOARUの上空から遠くの方へフェードアウトしていった。

断捨離か?お宝発掘か?視聴覚室で蠢く三人。

「ドラムセットは、何点かそろっているみたいだし。ギターやベースも・・・」
庶務部備品管理室長の関口は、昼休みを使うことなく、就業時間中に堂々と自身の職務の一環として、視聴覚室にある遊休資産の有効利用のため、実物の精査を行っている。そんな様子が感じられたのか、内藤課長と館林係長は、自身らの裁量で持って、視聴覚室に集まっていた。関口は、視聴覚室内にある、古い楽器や機材を手に取り、パソコンにデータ入力をしている。表情は活き活きしている。ジャケットを脱ぎ捨て、シャツの袖をめくって、ひたすら作業に打ち込んでいる様子だ。内藤はそんな彼を温かい目で、見ている。そして、尋ねるのだった。
「関口室長は、こうやって視聴覚室内の楽器や機材の棚卸をして、どんなことをしたいのですか?このTOARUで・・・」
関口はライドシンバルの表面を拭く手を止め、内藤の問いに応える。
「実は、決めていないのです。まずは、この視聴覚室をテコ入れして、次のステップで、Z地方にある例の倉庫を何とかしたいです。ダイヤモンドダストを増産するためのサテライトオフィスとか、ぼんやりと考えていますよ」。
関口のセリフは、ゆっくりとしたリズムと共に響いていた。そんな時、二人の様子を眺めていた館林がようやく口を開いた。
「関口室長が考えていることは、やがてTOARUのためになるのかもしれないけれど、それが上層部の意図と重なると良いですね・・・」
あまり元気がない館林。関口と内藤はそんな彼の様子に気づく。しかしながら、館林はもっと話したいようだ。次のセリフが響く。
「私は、部下らの意見を掬い上げて、何とか上層部が導入する人事システムにストップをかけられなかったのかと思って。他に方法があったのかと・・・」
そんな館林のセリフに渇を入れるのは、内藤の役目なのか?彼女が口を開く。
「いくら、館林係長が尽力しても、あれは仕方なかったかも。ウチの上層部は、その程度よ。それより、そのシステムをどうやって有効利用するか、考えるのが、館林係長の仕事では?」
視聴覚室に響く内藤の声は、どこか静かなバラードに聞こえた。珍しくおとなしい感じだ。そこで、館林が何かを思い出したように、内藤に尋ねる。
「内藤課長は、人事への異動願いを提出したのですか?」
関口は、再び作業の手を止める。興味のあるところだからだ。内藤が人事に異動して、やりたいこととは何か?彼らは、内藤の言葉に期待する。
「A元課長の再スカウト。彼女にカムバックしてもらう。“ダイヤモンドダスト”のことばかりではなく、彼女の行動力がTOARUを変える原動力になると思っているのよ」。
 内藤のセリフは本意なのか?でも、どことなく昔のカセットテープを巻き戻すような策がこのTOARUに相応しいと、皆が感じた瞬間だった。

ミズノの行動がTOARUを進展させる?

 関口、内藤、館林の三名がデスクに戻る。社内チャットを開くと、珍しい人からのメッセージが届いている。差出名は“MIZUNO”三名はそれぞれの場所で、このメッセージを開く。
“こんな初老の私で申し訳ないですが、ダイヤモンドダストの成分調査を進めながら、財務部員としてTOARUでの有効利用策を検討したいと思っています。それとも、既にどなたかが、当たっているのでしょうか?ご存じの方、いらしたらお知らせください”。
 なるほど・・・そうか。三名がそれぞれの場所で、ミズノからのメッセージを読みながら、苦笑している。声が漏れていたのか、人事部では、館林の部下の一人が彼のデスクに近づいた。
「館林係長、どうしたのですか?チャットをご覧になって、笑っている?私たちにも、そんな楽しいチャットを見せてくださいよ・・・」
 何となくザワザワし始めた人事部内。他の部員らも、館林係長のデスク周りを囲んだ。館林は尚も笑い続けている。そして、部下らに話すのだった。
「すみません・・・あなた方に話すには、あまりに恥ずかしい。本質的なところを、押さえることすっかり忘れていました」。
 “足を掬われる・・・”
こんな昔ながらの言葉を思い出しているのは、関口だ。肝心なところが見えていなかった。実は自身の左遷が堪えていた。“ダイヤモンドダスト”など、Z地方側でとっくに価値があるものだと、調べ上げていたのだと思い込んでいた。過去の部下である、A課長がTOARUを辞めて、掘削に取り組むくらいの・・・。実際に自身で、確かめたものではない。情けない。
 ミズノが所属する財務部。そして、上司である内藤は黙っていなかった。ミズノに声を掛ける。
「ミズノさん、ご提案ありがとうございます。成分を調べる業者は、我々で見つけましょう。決して、上層部には漏らさないように」。
 内藤の苦笑が本物の笑顔に変わった瞬間だった。

次回につづく・・・

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田村 夕美子

経理環境改善コンサルタント・ビジネス系作家。(HP:https://giftwind.jp/)経理関連のセミナーや「日経ウーマン」「ダイヤモンドオンライン」など各種メディアへの執筆を中心に活動中。「できる経理の仕事のコツ」(日本実業出版社)など著書多数。 最新刊「税理士のためのコミュニケーション術」(第一法規)が好評発売中。インスタグラムにて『前向きビジネスパーソンに贈るYumiko録×夕美子録』配信中。https://www.instagram.com/yumiko.tamura.giftwind/

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【連載】クールアンサンブル ~人事×財務×経理が奏でる!煌めく音達♪~ 第十一回「Z地方の姉妹都市“ディール”が静かにTOARUを見つめている。」
2023.08.09 掲載
2024.04.01 更新

【連載】クールアンサンブル ~人事×財務×経理が奏でる!煌めく音達♪~ 第十一回「Z地方の姉妹都市“ディール”が静かにTOARUを見つめている。」

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人事 , 経理 , 財務 , 連載

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~これまでのあらすじ~
TOARU株式会社で働く、人事部係長の館林、財務部課長の内藤、そして、庶務部の備品管理室長(元経理部長)の関口といった三人らが主人公。彼ら・彼女は、テレワーク期間中、社内のチャットシステム上での交流がきっかけとなり、意気投合する仲になった。三人が集う場所は、遊休資産が眠る“視聴覚室”だ。
 内藤とシニア層の男性部下ミズノ、経理課のA課長といったメンバーらは、Z地方にある自社所有資産である倉庫に息吹を取り戻すため、プロジェクトを展開しようしたが、何度か現地を訪れた中、地元の人々が、“白い家”にて、謎の物質“ダイヤモンドダスト”の発掘に精を出している姿に刺激を受ける。これが契機となり、A課長が突然の退職。今は、“白い家”で、Z地方の方と共に“ダイヤモンドダスト”の発掘を進める日々を送っている。
 こうした一方で、TOARU株式会社の組織内は暗雲が立ち込めるばかりだった。高額にもかかわらず、機能性の低い人事考課システム導入の理由を会議の場で問いただした、経理部長の関口は、庶務部へと左遷された。しかしながら、主人公らは葛藤を重ねるも、現在では、前向きな有効利用を検討する方向にシフトしている。
 少しでも、前進しようとする主人公たち。関口は、庶務部の備品管理室長の役目を活かし、視聴覚室内に眠る、古い楽器たちに光を当てようとしていた。
 内藤は人事決定権を得るため、人事部への異動を企てている。その理由は、A元課長のカムバックしてもらい、上層部に気づかれることなく、“ダイヤモンドダスト”の正体を暴くためだ。
 ただ、彼ら彼女らが思いもしないところで、事態は動いていた。A元課長は“白い家”の長老と手を組み、Z地方のバックアップも得ながら、TOARUの内部に蠢く悪しき組織を利用しようとしている。
 Z地方の姉妹都市“ディール”の存在も、陰で息をひそめているようだ。

この記事の目次

  • 人々がスマートに活動する、オフィス模様。
  • 人事部係長 館林のつぶやき&ため息
  • 視聴覚室内でミズノとの雑談

人々がスマートに活動する、オフィス模様。

 「こんにちは」。
 「こんにちは」。
 読者の方々に向け、解かりやすく伝えるための日本語表記。国名やその位置も不明。そして、地球上に存在しているのか否か?それすらも、知る人がいない。小さなオフィス。
 血色の良い人たちが、満面の笑顔で『こんにちは』。と挨拶を交わしている。これが普通?と思われた方も少なくないだろうが、そうだろうか?少し思い返してみたい。さて、私たちは職場で同僚らに対して挨拶する際、朝を除いてどんな言葉を発するか?そう。気づいただろう。その多くは、『お疲れ様』だ。冒頭にあるとおり、このオフィスでは、『こんにちは』。が通常の挨拶なのだ。
 白を基調にしたオフィス回り。清潔感も溢れ、デスク上には、社員ら個々の趣味や価値観による、飾り物や写真立てなどが、置かれている。パソコンすらも、インテリアの一つにしか見えない。
 ただ、白いデスクに向かう社員ら皆、それぞれが、活き活きとした表情をしている。誰も猫背の者がいない。キーボードを叩く音色も軽やかなトーンで、一定のリズムを刻んでいる。
 女性らしき社員が立ち上がる。いや、性別など何でも良いだろう。身に着けているオレンジ色のショールが揺れる。TOARUのみならず、日本の多くのビジネスパーソンであれば、少し驚くかもしれない光景。皆それぞれが、個性が利いた服装に身を包んでいる。トレーニングウエアや作務衣等々・・・ところが、このオフィス空間では、まったく違和感がないのだ。
 立ち上がった社員がセリフを口にする。
 「今日は、私が司会します。そして、成果を語るのは・・・?そうでした。花子さんでしたね」。
 花子さんという人は、これからどんな“成果”を語るのか?ショールを身に着けた社員は、相変わらず、満面の笑顔を崩さない。これから、花子さんが自身の成果をプレゼンするため、司会進行を担うようだ。彼か彼女が右手に抱えているタブレットも、服と共色のオレンジだ。そのタブレットの裏面には、何やら英語表記がされている。
 “DEAL”。(ディール)と。

人事部係長 館林のつぶやき&ため息

 「これで、まあまあの運用が出来るかな?」
とつぶやくのは、人事の館林係長だ。時刻は、18:30。残業ゼロがモットーではあるが、近頃、集中力が続かないことが多い。だからなのか、終業時刻が過ぎても、すぐに椅子から離れられなくなった。
彼のデスク上のPC画面は、例の人事システムのメインメニューが全開している。上層部の息が掛かった取引先からの発注。かなり高額な上に現場の担当者が運用するには、使い勝手が悪い。そうは言っても、導入されてしまったのだから、今後の係長としての職務は、どうしたら部下らがやりやすいような運用が出来るか、そして、全社員らにとっても、良好に機能するか検討・実行することだろう。彼がため息交じりで、席を立ち、帰り支度をしようとした頃だった。ドアのノック音が人事部に静かに響いた。ノックする者が誰なのか、予想がつく。何となく、表情に笑みが浮かぶ。ドアを開ければ、気持ちがホッとする同僚が立っているのだろう。彼がサッとドアを引くと、やはり予想通りの人物がそこに立っていた。
 「お疲れ様。どう?一緒にピザ饅食べない?」
 やはり、財務課長の内藤アヤカが立っていた。彼女の右手には、小さなエコバック。その中になぜか、“ピザ饅”が入っているらしい。チーズとトマトソースが醸し出す、ピザの薫りが人事部室内に立ち込めた。館林は、デスクの右下の引き出しから、買い置きのペットボトルのお茶を2本取り出し、その内、1本を彼女に向かって、差し出す。左手を出して、受け取るような仕草を見せながら、人事部内のオフィスに入る内藤。そこで、漸く彼女が言葉を発した。
「1か月後は、こうやって館林さんと、終業時間後を過ごす日々になっているのかな?えーと、私のデスクはどこになるのかしら?」
 館林は、無言で笑う、あえて彼女に対して返答などしない。その理由は彼の予想通りだからだ。内藤は人事部へ異動願いを出したのだ。ここは、彼女の演説を傾聴するところだろう。彼女も話したい様子だ。
「Z地方に行ってこようと思う。人事課として、A元課長をこのTOARUに引き戻そうと思うの」。
 ピザ饅を頬張りながら、館林は彼女の話をじっくりと聞いている。人事部内が居心地の良い空間に感じられた。
 来月から、内藤が人事部課長となって、館林らを率いる体制なのだろう。何だかワクワクする館林だった。そんな時、館林の机上にあるパソコン画面にアラートが表れていた。二人は気づいていない・・・

視聴覚室内でミズノとの雑談

 庶務部の備品管理室長、関口の額が汗で光っている。艶のある表情で、彼は視聴覚室内の整理整頓を進めている。遊休資産との表現が相応しいのか、いぶし銀の楽器たちは、それぞれの光沢色を表している。いつか、日の目を浴びることを楽しみにしているように感じられる、楽器たち。
 関口にノンアルコールビールを差し出すのは、ミズノだ。時刻は19:00。終業時刻を超えているのだから、問題はないだろう。関口は『どうも』。とお礼を返すと、缶を開け、ゴクゴクと半分ほど飲んだ。
ミズノもノンアルコールビールを少し口にしながら、関口に話しかける。少し表情はシリアスながらも、顔色は艶めいている。
「内藤課長が財務から、人事部への課長になりそうな動きです。私は内藤課長からの最後の指令ということで、ダイヤモンドダストの成分調査会社を見つけました。X線検査や発光分析をしてくれるところで、信用できそうです」。
 いよいよ、展開していくのか?ダイヤモンドダストの有効利用計画。Z地方の人達とも、有効に関わりながら、進めていく必要があるだろう。Z地方にある倉庫は、ライブハウスにしたらどうだろう?関口は諸々思案している。アルコールは入っていないのだが、ほろ酔い気分なのか?
 シニア層のミズノだからなのか、彼は関口の思案が解かっているようだ。高揚モードの空気感が少し変わるようなセリフを吐く。
「ダイヤモンドダストの詳しい成分は、まだ何もわかっていません。確かにZ地方にある白い家の人達が熱心に掘削しているのですから、価値は高いのかもしれません・・・」
 いつも穏やかなミズノが珍しく、真摯な表情で関口に問う。関口も彼の様子の変化に気づき、手に持っている缶を静かにデスク上に置く。
「花壇の手入れをしながら、TOARUの皆さんをずっと見ていました。花壇について、まったく興味を示さない方や、声を掛けてくださる方、色々。様々な方々がTOARUで働いていらっしゃいますが、どこかしら、弱さや憂いを感ずるのですよ。すみません、失礼な物言いでしたよね・・・」
 正論だと、関口は思った。内向きで弱いからこそ、多くの社員らが、このTOARUでは憂いのある表情を浮かべて、仕事に当たっている。ただ、我々はどこかで違う、そう思いたい。
 我々とは、内藤と館林、そして、自身だ。
ミズノは、そんな関口の思いを見抜いているようだ。そして、一撃のような言葉を吐く。
「ダイヤモンドダストの本当の価値について、どなたか調査しようとしていたのでしょうか?結局、自分以外の誰かがやると思っていたのですか?」。
 ミズノの的を射た意見は、関口の精神を一気に洗浄するかのような勢いが感じられた。視聴覚室の窓から見える空は何となく、オレンジ色に見える。時間的に夕日ではない、やがて、奇妙な光を帯びながら、
視聴覚室内に差し込むのだった。

次回につづく・・・

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~これまでのあらすじ~
TOARU株式会社で働く、人事部係長の館林、財務部課長の内藤、そして、庶務部の備品管理室長(元経理部長)の関口といった三人らが主人公。彼ら・彼女は、テレワーク期間中、社内のチャットシステム上での交流がきっかけとなり、意気投合する仲になった。三人が集う場所は、遊休資産が眠る“視聴覚室”だ。
 内藤とシニア層の男性部下ミズノ、経理課のA課長といったメンバーらは、Z地方にある自社所有資産である倉庫に息吹を取り戻すため、プロジェクトを展開しようしたが、何度か現地を訪れた中、地元の人々が、“白い家”にて、謎の物質“ダイヤモンドダスト”の発掘に精を出している姿に刺激を受ける。これが契機となり、A課長が突然の退職。今は、“白い家”で、Z地方の方と共に“ダイヤモンドダスト”の発掘を進める日々を送っている。
 こうした一方で、TOARU株式会社の組織内は暗雲が立ち込めるばかりだった。高額にもかかわらず、機能性の低い人事考課システム導入の理由を会議の場で問いただした、経理部長の関口は、庶務部へと左遷された。しかしながら、主人公らは葛藤を重ねるも、現在では、前向きな有効利用を検討する方向にシフトしている。
 少しでも、前進しようとする主人公たち。関口は、庶務部の備品管理室長の役目を活かし、視聴覚室内に眠る、古い楽器たちに光を当てようとしていた。
 内藤は人事決定権を得るため、人事部への異動を企てている。その理由は、A元課長のカムバックしてもらい、上層部に気づかれることなく、“ダイヤモンドダスト”の正体を暴くためだ。
 ただ、彼ら彼女らが思いもしないところで、事態は動いていた。A元課長は“白い家”の長老と手を組み、Z地方のバックアップも得ながら、TOARUの内部に蠢く悪しき組織を利用しようとしている。
 Z地方の姉妹都市“ディール”の存在も、陰で息をひそめているようだ。

この記事の目次

  • TOARU 人事部内での新しい風。
  • 関口ミツルなりの、“ダイヤモンドダスト”計画
  • DEAL(ディール)の風景。

TOARU 人事部内での新しい風。

「内藤課長、おはようございます。今日から、ご指導の程、よろしくお願いいたします。」
人事部係長、館林ハルヒコの声が人事部室中にこだました。
 本日の空模様は、一日中曇りの予報ではあるが、こちらTOARUの人事部内では、清々しい新風が眩しい光と共に舞い込んでいるかのようだ。内藤アヤカが財務部から、人事部へ異動。これまでの財務部での実績と、今後は人事部にてTOARUの戦力となる人材を採用する志が評価され、課長待遇で人事部へ配属された。ただ、正確には、館林の“推し”も影響していた。
 本来であれば、館林が昇進する次期であったかもしれないが、内藤の野望による番狂わせ。しかし、彼は一切、悔しさなどみじんも感じていないようだ。内藤を上層部に対し、課長候補として勧めたことも、この度の人事に影響していた。もちろん、内藤は気づいていない。
 「館林さん、“課長”なんて呼ばないでください。こちらこそ、色々教えてくださいね。TOARUの企業価値を上げるため、良い人材確保は必須です。まずは、Z地方の動向を見ながら、A元課長さんとコンタクトをとりましょう」。
 内藤は自席に着くと、PCを立ち上げた。左手にはスマートフォン。その長方形の物体を静かに大切にデスク上に置いた。内藤の行動をなんとなく眺めている館林だが、実は心の中で、最近生じている不穏な動きに懸念を感じている。そんな現況を上司である、内藤に告げようとしたその時、内藤が先手を打った。
 「やっぱり・・・館林係長。あなたなら気づいていましたよね?TOARUの中核にあたるクラウドにアクセスすると、何となく違和感がありますよね?」
 全くそのとおりだった。正に館林も同じことを告げようとしていた。『内藤課長なら、気づいていましたよね?』と。二人がPC画面を見つめようとした、その時だった。内藤の机上にあるスマホが着信を奏でた。内藤はスマホ画面を眺めながら、怪訝そうな表情をしている。独り言のように『非通知・・・?』とつぶやくが、何かが感じられたのか、内藤は自身の右耳にスマホを当てる。すると、驚きの表情に変わった。
 「A課長!?」
 電話の向こうには、A元課長らしい。正にこれから、内藤課長が連絡を取ろうとしていた相手方。虫の知らせというのは、このようなことなのか?
 内藤の人事課長着任初日に相応しい、嬉しい出来事と思って良いのか・・・?そう願いたい館林だった。

関口ミツルなりの、“ダイヤモンドダスト”計画

 庶務部備品管理室長は、自身の職域をフル活用しているのか?本日は、ウイークディの真ん中。しかも、時刻は、9:50。彼は珍しく、一人で視聴覚室にいる。いつものように古い楽器や備品の整理でもしているのだろか?
 楽器たちは、ナンバリングやコード名が施され、すっかり整理されている。おまけに綺麗に磨かれていて、皆、長い年月を経たからこその、渋めな光沢色を帯びている。まるで、自分たちの出番を待ち構えているかのようだ。
 楽器の整理整頓を済ませた彼は、視聴覚室内の床や壁の掃除を始めていた。今、この視聴覚室に訪れる人間であれば、誰しもこの光景を見て、憂いを感ずるはずだ。さて、関口ミツルの胸の内は?
 彼は何か用事を思い出したのか、スーツの内ポケットから、僅かに力を込めて、スマートフォンを取り出した。番号を検索し、左耳に当てる。数秒後に電話の相手が応答したようだ。
「あ、ミズノさん、準備出来ましたよ。“ダイヤモンドダスト”をお招きできますよ」。
用件のみ伝えると、スマートフォンを再びスーツの内ポケットにしまい込む。窓を開けて、風を入れようとする関口。そんな時、ノック音が視聴覚室中にこだました。
「関口さん、“ダイヤモンドダスト”の成分調査票をお持ち致しました」。
ミズノは、紳士的な姿勢で関口の前に表れた。遂に“ダイヤモンドダスト”の正体が明かされるのか?だから、関口はこの視聴覚室を綺麗に整頓していたのか。楽器たちもことの成り行きを見守っているようだ。
 さて、ミズノが発する次のセリフは何だろう?関口は冷静なフリをする。静かにミズノの言葉を待つ。
「関口課長、内藤元上司に報告する前に、あなたのところに参りました。その理由はお分かりですよね?」
 意味深な言葉を吐くミズノ。しかしながら、理由はミズノの言う通り、解っていた。企業の組織内で管理職を経験していれば、理解できる範疇だ。関口はミズノの問いに応える。
「つまり、重要事項ではないということですよね。ただの鉄屑だったとか、何ら金銭価値がないとか・・・」。
 少し感情的に応える関口。ミズノはそんな関口に対して、全く動じない姿勢だ。ただ、次の瞬間に、関口が耳にするセリフは、穏やかな曲調に変化した。
「Z地方の“錨”の欠片の集合体かもしれません。“ダイヤモンドダスト”の正体は。成分は、鉄やアルミといった、ごく普通の金属類でしたが、Z地方にとっては、価値があるのでしょう」。
 感情は幾分か混じっているものの、淡々と語るミズノだった。その続きの語り部を担うのは、関口だ。
「昔、港町として栄えていた頃の証を採掘していたのでしょうかね?」
 ミズノはなぜか、首を縦に振らない。あえて間を置くが、関口は気づかないようだ。〆の言葉は、ミズノが担当する。
「しかしですね。ごく僅かに不明な物質が含まれているようです。他の機関での調査が出来るそうですが・・・」
 二人は顔を見合わせ、微笑み合った。

DEAL(ディール)の風景。

 オフィスは、閑散としているが、窓からは太陽の眩い光が堂々と差し込んでいる。その空間の中では、個々の人間たちが、太陽の光が最も似合う、輝きある表情をしている。
「さて、本日はどなたが成果を語るのでしょうか・・・」
 毎日朝礼が行われるのか?いいえ、そうではない。こうして、日々の成果を語ることが、仕事の一つであるだけだ。前日の“成果”を翌朝に皆で共有し合い、未来に繋げることが単に当たり前なだけ。このDEALでは・・・
 今回、“成果”を語るのは、何となく想像できるであろう。ずっと、本連載を読み進めてくれていた、
あなたなら。そう、あの人だ。
「“TOARU株式会社”の清掃計画をお知らせいたします。Z地方の白い家に初めて、彼女と訪れた際は、私はそれ程、危機感を覚えませんでしたが、社内外を超えた広い視野で使命を果たすような姿勢とは、程遠いので、まずは、彼女に焦点を絞った清掃が必要です。そうです。彼女とは、財務部から、人事部へ異動した、内藤アヤカさんのことです」。
 『そうです』。との言葉の響きがとても強く伝わる、DEALにて、こんな堂々とした発言をするのは、他でもない、TOARU株式会社のA元課長だ。彼女からすれば、清掃とは、比喩表現なのだろう。いつか、弱体化している、TOARUの組織をDEALが滅亡させたり、或いは、逆に進展させたり、TOARUをわがものにしようとしているのか?
 さて、DEALとは、何の目的で一体、どこにあるのだろうか?A元課長の熱弁は、まだ終わらない。
「内藤アヤカさんは、どうやら私をTOARUに戻そうとしているようです。失望しました。安易すぎます。Z地方で発掘している、“ダイヤモンドダスト”が狙いなのでしょう。TOARUは、“ダイヤモンドダスト”の価値をどこまで理解出来るのか?清掃計画の初段は、彼女をターゲットにすることです」。
 DEALがTOARUに向かって、本格的に始動しているようだ。いいえ、既に動いていたのだろう。A元課長が『成果』と言えるほどに・・・これからどのように展開していくのだろうか?

次回につづく・・・

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田村 夕美子

経理環境改善コンサルタント・ビジネス系作家。(HP:https://giftwind.jp/)経理関連のセミナーや「日経ウーマン」「ダイヤモンドオンライン」など各種メディアへの執筆を中心に活動中。「できる経理の仕事のコツ」(日本実業出版社)など著書多数。 最新刊「税理士のためのコミュニケーション術」(第一法規)が好評発売中。インスタグラムにて『前向きビジネスパーソンに贈るYumiko録×夕美子録』配信中。https://www.instagram.com/yumiko.tamura.giftwind/

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【連載】クールアンサンブル ~人事×財務×経理が奏でる!煌めく音達♪~ 第十三回「組織の本意とは?」
2023.08.16 掲載
2024.04.01 更新

【連載】クールアンサンブル ~人事×財務×経理が奏でる!煌めく音達♪~ 第十三回「組織の本意とは?」

経理
人事 , 経理 , 財務 , 連載

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~これまでのあらすじ~
TOARU株式会社で働く、人事部係長の館林、財務部課長の内藤、そして、庶務部の備品管理室長(元経理部長)の関口といった三人らが主人公。彼ら・彼女は、テレワーク期間中、社内のチャットシステム上での交流がきっかけとなり、意気投合する仲になった。三人が集う場所は、遊休資産が眠る“視聴覚室”だ。
 内藤とシニア層の男性部下ミズノ、経理課のA課長といったメンバーらは、Z地方にある自社所有資産である倉庫に息吹を取り戻すため、プロジェクトを展開しようしたが、何度か現地を訪れた中、地元の人々が“白い家”にて、謎の物質“ダイヤモンドダスト”の発掘に精を出している姿に刺激を受ける。
これが契機となり、経理課のA課長が突然の退職。今は、“白い家”で、Z地方の方と共に“ダイヤモンドダスト”の発掘を進める日々を送っている。
 こうした一方で、TOARU株式会社の組織内は暗雲が立ち込めていた。高額にもかかわらず、機能性の低い人事考課システムの導入理由を会議の場で問いただした経理部長の関口は、庶務部へと左遷されてしまう。
 それでも、前進しようとする主人公たち。関口は庶務部の備品管理室長の役目を活かし、視聴覚室内に眠る古い楽器たちに光を当てようとしている。内藤は人事決定権を得るため、人事部へ異動。その裏で係長の館林は、内藤を課長職として迎えたいと上層部へ申し出ていた。
 ただ、彼ら彼女らが思いもしないところで、事態は動いている。A元課長は“白い家”の長老と手を組み、Z地方のバックアップも得ながら、TOARUの内部に蠢く悪しき組織を利用しようとしているようだ。Z地方の姉妹都市“ディール”も動き出している。

この記事の目次

  • 白い家でのいつもの風景。
  • 視聴覚室にて、元経理部長関口が本音を爆発。
  • 財務部 元上司&部下の関係。花壇での決断。

白い家でのいつもの風景。

 窓から差し込む日差しが彼ら彼女らの手元を照らしている。軽やかでどこか丸みのあるリズムをキープしながら、動く両手たち。それらの先にあるものは、銀色に光り輝く物質だった。どうも、“ダイヤモンドダスト”が放つ光沢とは違う様相である。白い家の中の風景としては、いつもの様子にしか映らないが・・・
 長老はA元課長と共に発掘作業をしている。長老は額の汗を自身の左腕で拭いながら、A元課長に語り掛ける。
「Aさん、これくらいで良いでしょうかね?かなり発掘出来ましたよ」。
 A元課長は、一息つくと長老に笑顔で応え、白い家にいる皆に声をかける。
「皆さん、いったん袋に詰めて、外に集積しましょう」。
 白い家の一人一人が穏やかで幸色を表情に表している。彼ら彼女が担う仕事は、単調な発掘作業ではない。皆それぞれの価値観で、誇りを感じながら、日々当たっているのだ。麻袋に発掘物を丁寧に入れ込む彼ら彼女たち。台車に麻袋を乗せる手つきも丁寧だ。一つ一つの仕草に発掘物に対する、愛情が感じられる。時間の経過と共に日差しが傾いているが、白い家は高台にあるせいか、見下ろす景色も輝いている。
「皆さん、ありがとうございます。かなり集まりましたね~」。
 A元課長は、嬉々とした笑顔で白い家の皆に言葉を掛ける。長老は、彼女の横顔を眺めた後、視点を遠い先に移していた。幾つもの家々の屋根とずっと先にある海原。ちょうどその間にある、同じ高さくらいの丘の上。そこには、TOARU所有の倉庫があった。長老はそこを見つめていた。A元課長は彼に語り掛ける。
「気づかないのでしょうね。TOARUの人達は・・・」。
 長老は同意の意味で、首を縦に動かすが言葉は発しない。何に気づかないのか?そんな問いをするはずもない。なぜなら、長老のみならず、ここの白い家の人達がとうに知っていることだからだ。
「さーて、そろそろですかね?」
 長老が話したその時だった。空から、ヘリコプターのビート音が響いていた。徐々に着陸の準備をしている。左扉はZ地方の市章“錨”のマーク。そして、反対の右扉には“DEAL”のロゴが描かれている。
 着陸が完了すると、スタッフが白い家の人達に負けないくらいの笑顔で、ヘリコプターから降りてきた。
「いつも、ありがとうございます。皆さんのおかげで、開発は順調ですよ。DEALの基地に運びますね」。
どうやらスタッフはDEALの人。白い家の人達は、いつものルーティンのごとく、麻袋をヘリに詰め込んでいた。最後の一袋を詰め終わると、DEALのスタッフは皆に向かって敬礼をした。
「こちらこそ、ありがとうございます。開発に関わることができて、皆も幸せですよ」。
 長老がDEALのスタッフに言葉を継げると、スタッフは笑顔を返して、ヘリに乗り込んだ。
プロペラのビート音が響く。機体はまっすぐに飛んでいく。TOARUの倉庫に向かって・・・

視聴覚室にて、元経理部長関口が本音を爆発。

「視聴覚室内に眠る古い楽器、使い勝手の悪い人事システム。そして・・・あのZ地方の倉庫。元経理部長としての失態だよね。結局、組織内の生産性や遊休資産の有効活用が利いた仕事など、出来ていない。元部下は、新天地にいるのに・・・」。
 現在は庶務部の室長、関口の憂いが混じるセリフが視聴覚室中に共鳴した。
彼は自分自身に対し、俯瞰した末で発したセリフなのだろう。だが、彼の真正面の位置で、そのセリフを受け止めている人物がいた。
「人事システムは、あなたではなく私の失態でしょう!たとえ、役員たちの裏事情による導入だとしても、担当者としての責任はありますよ。そりゃ、今では有効活用策を練っていますけど、限界あります。ポジティブ思想だけでは、無理を感じますよ」。
 その声の主は人事部係長の館林だ。まるで、合いの手を打つかのように、関口のセリフに対する応えを発信している。
彼らの周囲では、視聴覚室内でキラキラと光沢を放っている楽器たちが微笑んでいる、館林は、楽器一つ一つを見つめ始める。
「みんな、関口さんのおかげで、こうして“有効活用”の準備が出来ているじゃないですか。社内で昔、君臨していた役員たちの失態が招いた音楽事業の誤算がよみがえろうとしている。ひょっとして、Z地方で演奏会をお披露目する企画をしていたりして・・・!」
 館林の言葉に対しての応えを考えているのか?関口は、ずっとしゃがみこんで下を向いたままだ。あえて、次のセリフも発さないと決め込んだ館林係長だが、関口はどうしても、発したい自身の思考を口にする。
「どこかで、共通項が繋がっているような気がして・・・このTOARUで生じた失態とZ地方にある“白い家”で発掘している、“ダイヤモンドダスト”」。
 関口は自身の言葉に対する、館林の返答に期待していなかった。なぜなら、想像できるからだった。館林係長は、自身と同じような思いを抱えている・・・と何となく感じていたからだ。

財務部 元上司&部下の関係。花壇での決断。

「ミズノさんありがとう。ダイヤモンドダストの成分について、調べてくださって・・・確かに自社の貢献に繋がる貴重な物質は殆ど含まれていませんでしたが、あなたには感謝しています」。
 今は人事部の課長である内藤は、社屋の向かい側にある花壇を挟んでミズノの労を労った。次はミズノが応える番だ。
「ただ、わずかに不明な物質が確認されたので、再検査依頼について、上層部に申請を出しています。内藤課長の意向である、上層部に内密で進めるといった意向に反していますが、申し訳ありません。社内システム上、仕方のないことです」。
 ミズノの応えに努めた笑顔で、頷く内藤。そんな時だった。内藤は自身の傍らにある、エコバックから軍手を二組取り出し、そのうちの一組をミズノに投げ渡した。そして、彼に問うのだった。
「ありがとうございます。でも、ミズノさん、その物質を調べて、もしも、何らかの有効な資源になるのであれば、あなたならどうしたいのですか?TOARUのために、どのように貢献したいと思うのですか?」
 軍手をはめながらミズノに問う内藤の真正面に強めの風が吹いた。花壇の中の土が舞い、彼女のスカートの裾に散らばった。それでも、気にせずに彼女は軍手をはめた両手で、花壇の土を掘り起こす。この姿につられて、元部下のミズノも同じアクションを興す。そこに再び風が吹く。互いに向かい合わせの二人に土埃が容赦なく覆った。
「TOARUのために、何かしたいなど、とっくに思っていらっしゃいませんよね。内藤課長は・・・
A元課長を呼び戻すのも、実は迷っておられるのではないですか?」
土埃をぬぐいながら、紳士的に優しい声で言葉を選びながら、元上司に質問するミズノ。そこに、今度は容赦のないボリューム感の声が響いた。
「ミズノさん!私の質問に応えてください!あなたなら、どうしたいのですか?」
土を掘り起こす手を止め、ミズノが内藤の方を真剣なまなざしで見つめる。内藤の瞳に自身が映り込む。
何が相応しい答えなのか?考え直すも、彼なりの答えしか、口に出せない。
「組織に属していれば、何がやりたいかなど、内藤課長なら言っていられないこと、ご存じですよね。自身のやりたいことと、組織の意向がイコールになることなど、稀です。TOARUの方針に沿いながら、貢献すべきことを、探して実践するだけです」。
 これが本当にミズノの声なのか?どうも、違うような気がする。何かが作用している、だから土埃が容赦なく吹き付けている。そんな思いでいっぱいになる内藤。思わず、叫んでしまうのだった。
「TOARUの組織にばかり注目しているから、皆が自身それぞれを見失っているのよ!私たちも、自身の錨をここに、しっかりと置きましょう!」
 ミズノは、いくら大きな声で内藤が叫んでも、驚きもしない。花壇を掘り起こし、小さな種を捲きはじめていた。どことなく光沢がある種だ。そう、あの“ダイヤモンドダスト”を捲いているのだ。その姿に内藤はホッとした表情を浮かべていた。このシーンの締めくくりは、内藤のセリフで終えようとしている。
「何が咲くのかしら?種の中の組織が太陽の光や水や肥料を与えられながら育っていく。ヒトも内部の身体の細胞組織を躍動させて、地球規模に影響を与えるようにならないとね」。
 ミズノも黙っていない。
「宇宙規模に影響を与えることも必要かもしれません。TOARUの組織など、我々社員が有効利用すれば良いことでしょう」。
二人は、互いに笑い合っている。

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【連載】クールアンサンブル ~人事×財務×経理が奏でる!煌めく音達♪~ 第十四回「ディールの正体とは?」
2023.08.22 掲載
2024.04.01 更新

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TOARU株式会社で働く、人事部係長の館林、財務部課長の内藤、そして、庶務部の備品管理室長(元経理部長)の関口といった三人らが主人公。彼ら・彼女は、テレワーク期間中、社内のチャットシステム上での交流がきっかけとなり、意気投合する仲になった。三人が集う場所は、遊休資産が眠る“視聴覚室”だ。
 内藤とシニア層の男性部下ミズノ、経理課のA課長といったメンバーらは、Z地方にある自社所有資産である倉庫に息吹を取り戻すため、プロジェクトを展開しようしたが、何度か現地を訪れた中、地元の人々が“白い家”にて、謎の物質“ダイヤモンドダスト”の発掘に精を出している姿に刺激を受ける。
これが契機となり、経理課のA課長が突然の退職。今は、“白い家”で、Z地方の方と共に“ダイヤモンドダスト”の発掘を進める日々を送っている。
こうした一方で、TOARU株式会社の組織内は暗雲が立ち込めていた。高額にもかかわらず、機能性の低い人事考課システムの導入理由を会議の場で問いただした経理部長の関口は、庶務部へと左遷されてしまう。
それでも、前進しようとする主人公たち。関口は庶務部の備品管理室長の役目を活かし、視聴覚室内に眠る古い楽器たちに光を当てようとしている。内藤は人事決定権を得るため、人事部へ異動。その裏で係長の館林は、内藤を課長職として迎えたいと上層部へ申し出ていた。
ただ、彼ら彼女らが思いもしないところで、事態は動いている。A元課長は“白い家”の長老と手を組み、Z地方のバックアップも得ながら、TOARUの内部に蠢く悪しき組織を利用しようとしているようだ。Z地方の姉妹都市“ディール”も動き出している。

この記事の目次

  • 花壇の周囲での会合。
  • Z地方に向かった関口。異様な世界に立ちすくむ。

花壇の周囲での会合。

 人事部課長の内藤と元部下シニア社員のミズノは、社屋の前にある花壇にて語らうことが日課になった。
先回は花壇の土を掘り起こし、その奥底に“ダイヤモンドダスト”を埋めた二人。その理由は正確には語ることは難しいが、二人の意思は共通していた。
 今朝も出勤前に内藤が花壇の前でしゃがみこんでいる。そんな姿を以前から気づいていたであろう、人事部係長の館林が彼女の近くまで駆け寄った。
「最近は、いつもここでミズノさんと話しをしていますよね」。
館林が内藤に話しかけると、彼女は笑みを含ませ、清々しいセリフを吐いた。
「TOARUの社員として、こだわる必要などない。と言っても・・・簡単に退職などできないけど、広い視野で持って、これからは生きていきたい。TOARUって、何がしたいのかしら?顧客満足度向上とか、社会貢献とか、何かしらあるはずだけど、ここで私の意思を注ぐことが相応しいなど、思わない」。
 堰を切ったように話す内藤に対し、館林も同調する。
「人生など、短いですからね。我々の出来ることを存分に発揮して、楽しく豊かに暮らしていかないとです。それを実現できるステージがTOARUにあるとは、思えませんよ。私も」。
館林が語り終えると、背後から、誰かがゆっくりと近づいてきた。二人はともに後ろを振り返るが、そこには、予測通りの人物が立っていた。そう、ミズノだ。
「失礼ながら、言わせてもらいますが・・・TOARUにステージがないのだとすると、どこにあるのですか?すみません、このような質問をしてしまい・・・内藤課長は、元私の上司で財務部にいらっしゃいましたが、今は人事部に異動されました。人材の活性化を重要視して、TOARUの企業価値をもっと高めたいのではないですか?そして、館林さんは・・・」
 続きのセリフは、館林についてなのだろうが、ミズノは口ごもる。その理由は?もちろん、館林が自ら語るシーンだからだ。
「機能性の悪い人事システムなど、どうでも良いことです。もう、関わりません。人事部のスタッフらと、新しい人事考課システムを構築しています。社内での貢献のみならず、わが国や不穏が漂う世界、そして、地球環境に良き影響が及ぶような、職務遂行をした者同士が互いに高評価を付けあるのです。だって、それが当たり前でしょう」。

               館林係長が志す人事システム

館林がセリフを言い終わると、ミズノが合いの手を打つかのように質問をした。
「館林係長さんは、まず、何から始めようとしているのですか?」
この問いの応えは、今や上司である内藤も注目するところだ。
「人員募集や研修の在り方まで、すべて刷新しますよ。それも、人事部単体で始動するのではなく、総務や財務、経理までも巻き込んで、構築していきます。そのシステムが認められないのなら、TOARUの外で遂行するしかないでしょう」。
 館林係長のセリフを聞きながら、フーっと息を吐くのは内藤だ。そして、清々しい表情で、館林とミズノに言い放つのだった。
「あったりまえでしょう!人事は“ヒト”。総務は“モノ”。そして、財務、経理は“カネ”。これら主要な経営資源をいかに活性化させて、顧客や広い世の中に貢献していくか、検討実践することがそれぞれの使命よ。視聴覚室で、再スタートさせない?我々で!」
 内藤の発言は、まるで花壇の土下にまで響くような勢いが感じられた。内藤とミズノが“ダイヤモンドダスト”を埋めた理由は、根底からの刷新をするための序曲を表していたのか?TOARUのV字回復を狙うかのような価値を期待していたが、実態の程はそれほどでもなかった。そんな様を清めたかったからなのか?そんなことは、どうでも良いだろう。
 実践に繋げるのみだ。

Z地方に向かった関口。異様な世界に立ちすくむ。

 庶務部備品管理室長の関口が久々にZ地方に向かっている。TOARU所有の倉庫内の整理に本腰を入れるためだ。でも、来訪理由はそれだけではない、倉庫内の整理など、何となくの感ではあるが、誰かが代りにやってくれているような気がした。関口の役目は、倉庫内の整理ではなく、別にあるのだと、そんな思いにかられるのだった。
 都内から最寄り駅までの移動時間は新幹線で二時間程。いつもはこうした隙間時間に報告書や企画書をまとめたり、タブレットを開いて読書をしたり、といったスタイルが定番なのだが、どうもそんな気になれない。頭の中で思案を張り巡らすのだった。
(白い家の人達がダイヤモンドダストを発掘する理由?成分としては、特に貴重な価値など見つからなかった・・・我々が基準とする“価値”とはかけ離れているのだろうか?)
 思案に疲れたのか、脳が休息を求めているようだ。しばらく深い眠りに入る関口。Z地方がある駅は終点だ。新幹線内のアナウンスで目を覚ます。
 この駅は速足で歩く必要のないエリアだ。関口はしっかりと地面を踏みしめ、歩幅を広くとりながら、前進する。地方都市らしい、地元名産品の広告が溢れる駅前広場に着くと、タクシーを使わず、バスでZ地方へ向かう。『次は、Zです・・・お忘れ物のないように~』
 バス内のアナウンスがZ地方への到着を知らせる。軽やかにステップを降りる関口。微かな風が心地よい。バス停から数百メートル東に向かうと、急な勾配の長い階段付きの坂が見えてくる。その階段のトップに上がると、そこは丘の最上階。漸くTOARU所有の倉庫がある。
 息が少し荒くなるが、関口は無性に早く倉庫の扉を開けたい衝動にかられるのだった。早く、倉庫内に風を送りこんで、自身がやるべく仕事に着手する必要があった。
(この倉庫に息吹を送る。視聴覚室の古い楽器を蘇らせて、マニアを呼び込む。ライブハウスばかりではなく、人々の創造スペースも設けたい・・・まあ、私が企画出来るのは、この程度だ。こんなだから、左遷されるのか?)
 心の中で自虐しながら、倉庫の扉を力いっぱい開けようとしたとの時だった。後ろで誰かが肩を掴んだ。振り向こうとするも、身体が動かない。恐怖に駆られる関口。その状態からどれくらい時間が経ったのだろう?背中を押され、倉庫内に誘導された。
 暗くて何も見えないが、関口が持ち併せる五感のうちの一つが反応する。すると、後ろから聞き覚えのある女性の声が響いた。その声は?間違いない。もう、読者のあなたもとっくに気づいていただろう。
関口の元部下である、A元課長だ。
「あなたの足元を見てください」。
言われたとおりに自身の足元に目をやる関口。思わず、絶句する。
「こ、これは?何?」
漸く声を絞り出し、A元課長に尋ねる関口。彼の足元は直径2メートル程の穴が存在していた。かなり深さがあり、根底からオレンジ色の光が噴水のように放射していた。何となく、メロディーが聞こえる、いやメロディーではない。人の声?それとも、心音?脈拍音?
「ダイヤモンドダストの正体です。成分は、なんら価値のない金属の欠片に見えるでしょうが、それらとヒトの細胞を絡めています。細胞には、その人なりの知性や感性が染み込み、組織形成が進めば、次世代型のAIが創造される仕組みです」。
 全く意味が解らないが、関口の心の声を拾うかのように、A元課長が説明を続ける。
「Z地方の周囲にある深い海。長い年月の中で、沈没した船は何艘もあります。そこで命を落とした人達の無念を掬い上げているのです。ダイヤモンドダストの光沢は、それら人々の歴史を表し、組織形成が進めば、姉妹都市“ディール”で人型ロボットとして、再生されて生き続けられています」。
 A元課長の説明は、真実なのか?ただただ、困惑する関口。そんな彼を容赦せず、A元課長は熱弁をふるい続ける。
「過去のビッグデータを単に学習させるAIなど、数年で廃れます。驚くには、早いですよ。関口さん。
故人の細胞組織のみならず、今、生きている人の細胞を組織化する開発が進められているのです。もっと、この穴を奥深く見つめてください。気づきませんか?」
 素直に元部下のA課長の指示に従うしかない。驚くには早い・・・?関口は、ひざまずいて、穴の奥底を覗いた。
「これは!!」
 関口の驚きの声が倉庫中に響いた。そこには、TOARUが所有する、“花壇”、“視聴覚室”そして、財務や人事、経理、総務といった各部室などなど、あらゆる機能が、アリの巣のように繋がっていた。オレンジ色の光の中で蠢いている。このような普通では理解できない情景を目の当たりにすれば、正常でいられる人間の方が稀だ。関口は、精いっぱいの思いで、A元課長に質問するしか術がなかった。思わず叫ぶ。
「あんたらは、TOARUの中で生きている社員の細胞を利用して、人工知能を作り上げようとしているのか!」
 関口の怒りの声はもっともとばかりに、A元課長は応えるのだった。
「いいえ」。
 彼女の声は、冷酷のようでも、どことなく清々しく聞こえるのだった。

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【連載】クールアンサンブル ~人事×財務×経理が奏でる!煌めく音達♪~ 最終回「クールアンサンブル新始動!」
2023.08.30 掲載
2024.04.01 更新

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~これまでのあらすじ~
TOARU株式会社で働く、人事部係長の館林、財務部課長の内藤、そして、庶務部の備品管理室長(元経理部長)の関口といった三人らが主人公。彼ら・彼女は、テレワーク期間中、社内のチャットシステム上での交流がきっかけとなり、意気投合する仲になった。三人が集う場所は、遊休資産が眠る“視聴覚室”だ。
 内藤とシニア層の男性部下ミズノ、経理課のA課長といったメンバーらは、Z地方にある自社所有資産である倉庫に息吹を取り戻すため、プロジェクトを展開しようしたが、何度か現地を訪れた中、地元の人々が“白い家”にて、謎の物質“ダイヤモンドダスト”の発掘に精を出している姿に刺激を受ける。
 メンバーの一人である、A課長はTOARUを退職し、“白い家”を身の置き場にして、ダイヤモンドダストの発掘作業に精を出していた。
 “ダイヤモンドダスト”の正体はZ地方のアンカリングの位置でもあるのか?海底の奥底に沈む先人たちの無念を金属片と絡めたものだった。そして、姉妹都市“ディール”にて生活する人々は、そのダイヤモンドダストで形成された、人型ロボット達だったのだ。
 A元課長は、TOARU所有の倉庫を占拠していた。そこには、信じられないことに、巨大な穴が掘られ、まるでアリの巣のごとく、TOARUのオフィスや花壇、視聴覚室が繋がっていた。
 何でも、生きている人間の細胞を組織化させ、次世代AIを創造する開発を進めていると言う。
 真実なのか、幻覚なのか・・・?
 さて、いよいよ最終回。クールアンサンブルの行動に注目しよう!

この記事の目次

  • 関口室長が行き着く先は・・・?
  • 館林とミズノから観たTOARUの景色。
  • ディールにて奏でられる、クールアンサンブル。

関口室長が行き着く先は・・・?

『あんたらは、TOARUの中で生きている社員の細胞を利用して、人工知能を作り上げようとしているのか!』
『いいえ』。
 自身が正に体験した、真実なのか?それとも、幻覚か・・・?Z地方の倉庫の中で、元部下でもある、A元課長とのやりとりを思い出す関口室長。
 彼女の『いいえ』の意味とは、すなわちTOARUの中で息づく細胞には価値がないということなのか?
今更ながら、応えを見つけようとするが、そんなことも、どうでも良い気がした。
TOARUが何であれ、どうであれ、当たり前だが、中の社員らがそんな出来事を知ったところで、個々の自身には変わりない。
 Z地方の倉庫から、必死で逃げ出した関口室長。次に出る行動は、まともな管理職であれば、社に連絡するところなのだろうが、どのように出来事を話せばよいのか?真面目に悩む彼だった。
 彼はまだZ地方にいる。ロボットであるはずのない、生身の人間である関口は、空腹やのどの渇きを感じていた。
 辿り着いた先は、地元の寂れた居酒屋。古びているがどこか温かみのある色調のカウンター席に腰かけ、メニューを見ることもなく、お通しと日本酒の一合をオーダーしていた。スカイブルー色のボトルに入ったお酒のロゴは、Z地方の市章でもある“錨”のマークに似ていた。店主らしき女性が関口室長に声を掛ける。
「錨は味わいましたか?お兄さん、こんなの興味ありますか?」
 女性は徐にしわくちゃなフライヤーを関口に渡す。
 “丘の上でのソウルライブ”。何でも、TOARU所有の倉庫がある丘の上で、地元音楽家がライブを行うらしい。視聴覚室で呑気に楽器の手入れをしていたあの頃が懐かしい。もちろん、一過性の職務なのだろうが、好きでやっていた。こんな生活をあと2~3年続けることで、何を言われても構わない。
 ふと、自身が抱いたあの時の気持ちを思いだしていた。
 “倉庫の手入れなど、誰かがやってくれているような気がした”。
 ひょっとしたら、こんなこと?ソウルライブ。視聴覚室の楽器が脚光を浴びるかもしれない・・・
 ごくわずかではあるが、笑顔を浮かべる関口室長だった。

館林とミズノから観たTOARUの景色。

 「これから、どうしますか?」
 ミズノが呟く。その声はどことなく優しく、包容力があった。彼のこの声はどこで奏でられているのか?
視聴覚室?それとも花壇?
 TOARUの姿は、今やどうなっているのだろう?関口がZ地方で体験したことが事実なのであれば、視聴覚室や花壇のみならず、他の経営資産も崩壊するような事態に陥っているはずだ。
 ミズノの呟きに応答する相手は、館林ハルヒコだ。彼の瞳にTOARUの現状はどのように映っているのだろう?
「ミズノさん、どこかで我々は予見していましたよね。TOARUがどこか遠い存在になること」。
 音楽事業にも手を出そうとして、失敗。経営規模を縮小しながらも、医療、食品、教育等々のあらゆる分野での販売やサービス提供を持続させ、黒字経営ではあったが、昔ながらの勇み足な経営スタイルが払拭されないばかりか、一部の役員が関係している企業を潤すために機能性の悪いシステム導入に踏み切った失態。
 上層部のみが悪なのか?まあ、そのように結論付けるのが、一番楽だろう。でも、そんなことでは、つまらないと感ずる社員は僅少でも、存在するかもしれない。
「TOARUを将来的に高く買ってくれる人のために、私はもっと企業価値を高める行動を執る必要があるのでしょう。まともな経営陣が一人でもいるのなら、M&Aも視野にいれるはずです。勿論、それが正しい応えだとは、限りませんが・・・」
ミズノの語りに対し、館林は頷くばかりではなかった。
「視聴覚室や花壇。思いっきり、ぶち壊した人間はどこにいるのでしょうかね?ひょっとして、我々ですか?花壇にダイヤモンドダストを埋めたからですか?自爆作用があったのでしょうか。そうではなくて、もっと宇宙規模に影響を及ぼすような影響力を持ちたいと思っていましたが・・・我々の甘さを警告したかったのでしょうか」。
 二人から見えた景色は、何者かがTOARUの資産をぶち壊したようにしか見えなかったようだ。
まあ、仕方ないだろう。それが、何らかの前進のきっかけになれば・・・救われるはずだ。

ディールにて奏でられる、クールアンサンブル。

「心地よい風。すごく気持ち良い・・・」。
内藤アヤカは満面の笑顔を浮かべている。彼女が話しかける相手は、オレンジ色の光沢輝くジャケットをまとっている人型ロボットだ。どこかしら、違和感があるが、何がどのように違うのか、多くの人は説明出来ないだろう。人型ロボットは生身の人間と区別がつかないくらい進化している。
 ここはZ地方の姉妹都市。ディールの風景。
「内藤さん、ディール へようこそ。あなたはここに帰属する必要などありません。我々三人は多種多様です。個々で価値を生み出す行動を興し、未来に貢献すれば良いことなのです」。
 こんな綺麗ごとで並べ立てた台詞を発するのはA元課長だった。でも、何となく自然体に聞こえる。ディール故だからなのか?
遠い背後から、ソウル色の曲が聴こえてくる。ドラミングに雑味があるが、情緒を含む。内藤はほほ笑む。誰が奏でているのか、ひょっとしたら・・・?関口室長?
 でも、彼女は振り返らない。
「あなたの友人を創り出せる人材が存在する組織はこんなところかしら?」
 内藤はリストを二人の前に差し出す。人型ロボットを創造するに相応しい、材料となる生身の人間の細胞。勿論、肉体などいらない。命など奪わない。あくまで知的細胞を掬い上げるのだ。全世界、ひょっとしたら、全宇宙にあるデータベースから組織名をピックアップしたのだろうか?
 すると、次の瞬間にオレンジ色のジャケットを着用した人型ロボットが反応した。
「この企業はどうでしょう?多くの人が活き活きして、未来を見ながら仕事をしているようです」。
残念ながらそのリストの中にTOARUの表記はなかった。狙われない方が幸せなのか・・・?
内藤は、このディールで何を成すつもりなのか?まあ、それは彼女の人生。
 これから奏でられる“クールアンサンブル”は、あなたの耳にどのように響くのだろうか?鑑賞するのも選択肢の一つだろうが、あなた自身が、心地よいメロディを刻むのも悪くないだろう。

~クールアンサンブル完結しました!~
 皆様、これまでお読みくださいまして、誠にありがとうございます。
あなた自身とあなたを取り巻く組織が、より良い未来を形成できるよう、前進しますように・・・
又、どこかで会いましょう!
田村夕美子
 完

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ライタープロフィール

田村 夕美子

経理環境改善コンサルタント・ビジネス系作家。(HP:https://giftwind.jp/)経理関連のセミナーや「日経ウーマン」「ダイヤモンドオンライン」など各種メディアへの執筆を中心に活動中。「できる経理の仕事のコツ」(日本実業出版社)など著書多数。 最新刊「税理士のためのコミュニケーション術」(第一法規)が好評発売中。インスタグラムにて『前向きビジネスパーソンに贈るYumiko録×夕美子録』配信中。https://www.instagram.com/yumiko.tamura.giftwind/

田村 夕美子

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